♯１４ ページ14
Aが学校を休んだ。
「A大丈夫かな?」
昼休み、仁王と２人で屋上庭園に向かう。
仁王は興味ないって感じだった。
「お前、心配じゃないのかよ??」
「……俺が心配したってどうにもならんじゃろ」
「………」
コイツがわからない。
記憶を無くす前の俺はコイツのこといろいろ知ってたのかな。
「仁王は無くなった過去を知りたいと思わないのか??」
「俺が失ったのはアイツのことだけじゃき。今さら知りたいなんて思わんよ」
「………でもそのアイツはお前のこと想って泣いてたんだぜ??」
「だから何じゃ??俺には関係無い話ぜよ」
どうしてこんなに冷たいんだろう。
アイツは、Aはお前のこと想って泣いたのに。
「お前、サイテーだろ……」
「何とでも言いんしゃい」
仁王は唇の端に薄ら笑いを浮かべる。
「それとも」
「何だよぃ?」
「そんなに必死になるくらいアイツが好きなんかの??」
「………」
好き??
Aのことが??
そうかもしれない。
いや、きっとそうだ。
「そうだよ……。俺はアイツが好きだ!」
驚いた顔をした仁王は一瞬だけ哀しそうに目を伏せた。
「……勝手にしんしゃい」
俺は自分自身の気持ちに気づいた。
俺がアイツを守りたい。
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凛樹(プロフ) - にゅんさん» 今ならいける!! (2012年10月23日 19時) (
レス) id: 229012fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
にゅん(プロフ) - 凛樹さん» 今いい? (2012年10月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 9dfb39e29c (このIDを非表示/違反報告)
凛樹(プロフ) - 総音さん» 感動だなんてそんな…（´∀｀*）照れます! (2012年10月22日 21時) (レス) id: 229012fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
凛樹(プロフ) - にゅんさん» りょうかい（∀） (2012年10月22日 21時) (レス) id: 229012fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
にゅん(プロフ) - 凛樹さん» じゃあアドレス載せるから、コピーしたら消して!! (2012年10月21日 19時) (携帯から) (レス) id: 9dfb39e29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛樹 x他1人 | 作成日時：2012年10月7日 21時
