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この感情はどうすれば楽になる? ページ37
「小太郎、放してやれ」
帰り際小太郎がAと出かけたいと駄々をこねそれを見かねたAが一緒に出かけようと言いそれに興奮した小太郎がAに抱きついた
玲央に相談した時のことを思い出した
「異性と仲良くしてたら嫉妬しちゃう」
これが嫉妬というものなのか
自分でも驚くほどの低音で小太郎に言い放った
だいたいAは優しすぎる…
『赤司、手少し痛いかな』
小太郎への嫉妬とAの優しすぎる性格に少し苛立ちを感じAの手を強く握っていた
「すまない」
もちろん力は弱めても放す気はなかった
--Aともっと話したいし触れたいんだ--
『なんかあった?』
「何かとは?」
『なんか今日、雰囲気違った』
--ほら、こうやってすぐ人の異変に気づく--
恋だと気づいた今の僕にはこの感情を押し殺すしかなかった
「なんでもないよ、すまない」
Aに心配させまいと言った言葉だったが
悲しい顔をさせてしまった
『気をつけて。おやすみ』
「あぁ、おやすみ」
この感情はどうすれば楽になる?
赤司side 終わり
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作者名:蛍 | 作成日時:2019年10月18日 20時