其々の想い ページ41
何時も通りの時間が過ぎてく
…何時も通り？
ああ、そうか
１ヶ月いたんだったね
Aと
住むようになって
波江さんや
新羅にも
運び屋とも
会い
俺と
朝食を囲んで
話して
笑って
笑って
楽しくて
でも何れ此処から離れるなら
…俺の元から離れると云うなら
……
そんなろくでもない思いで
Aに味わせた恐怖と痛み
痛々しく今はなんとか引いてきたといえる頬を見ると
此でも悼むんだよ
でも言わない
それが俺の背負うべき業の1つだから
なのにAは
意図も容易くそれを許し
それどころか俺を慮って
笑って話す
俺の事を想い何時も気を使ってくれてたのが
ありありと判ってるよ
俺の為に逢いに来てくれて
……でも１ヶ月なんて
何のために願ったのか
Aが現実で大切な人がいるから？
そこに恋人はいるのか？
……
「ねえAちゃん」
と俺の隣のソファに座ってテレビを観る
Aに声をかける
「え、あ、はい！なんですか？」
「Aちゃんは恋人とかいるの？」
「……いるように見えますか？」
「………何いるの？？？」
「いないに決まってますよ…比モテですよ？？」
「…だよね、よかった」
「え、だよね？！だよね？？ですか？！……いえ、別にいいのですけれどね?！
……好きな人に好かれさえすればいいのですけれどね」
「あはは、俺に？」
「はい！…なんて叶いませんどけどね」と笑って
「……ふーん？？…」
と臨也はまじまじとAを見て
「な、なんですか？」
「そこは普通にはい。でいいんじゃないの？
」
「玉砕覚悟と言えど…なんだかあれで」
「ふぅん？？どうせ今日で終わりだもんねえ？？」
「……そうですね」
「……ねえ
Aちゃんはほんとはどうしたいの？」
「え？」
「その時願って今はどうなわけ？
俺と一緒に居たくないの？」
「いたいですよ」
とAはあっさりと無意識で答えてしまった
「あ、」と声を漏らして
「じゃあいなよ！！ねっ？？」
明るく声をあげる臨也
「今更、変えても。。そんなの。……
でもどうしたらいいのでしょう？！か、帰りたくない。。ではなく、これはえーと」
と困惑気味なA
「…だ、大丈夫？？…Aちゃん？？」
という臨也
「臨也様」
「うん？！」
「大好きです」
「唐突だね？そして脈略は？」
「無いですね
でも私…＿やはり、臨也様から離れたくありません」
と自分をな情けなさそうに下を向いた
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黒崎沙夜子。(プロフ) - れもんさん» 有難う御座います。そう云って頂いてとても津嬉しいです、！そんなとんでもないです！！恐れ多いです（（ 私の作品ごときが））でも有難う御座います！トリップしてみたいですね、、わかります（（ (2020年4月18日 21時) (
レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 凄く面白かったです！神作ですね。トリップしてみたい… (2020年4月15日 9時) (レス) id: 5f620a849d (このIDを非表示/違反報告)
黒崎沙夜子。(プロフ) - まだなんだか色々あれですが宜しくお願い致します。。 (2019年10月8日 22時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒崎沙夜子。 | 作成日時：2019年10月5日 19時
