非日常へと足を踏み入れて。2 ページ31
あの日の会話から
臨也様は私をよく外へ出してくれるようになった
どういう偶然か策略か
平和島さんとは出くわすことはない数日間を過ごしていた。
…
「じゃあ、Aちゃん、今日も出掛けようか」
と臨也様はにこりと笑って私に手を差しのべた
私はそれを。
恐る恐る掴んで
「はい！！」
と満面の笑みで家を出た。
今日はデパート
楽しく服を見ていたのだが
途中お手洗いに私が行こうとすると
「Aちゃん」
不意に臨也様が私に声をかけた
「はい？」
と私はやんわりと笑った
「なんでもないや。ま、気を付けてね？」
と何処か意味深げにも聞こえる
その言葉と少し
呆れたげの笑みを私へと向けた
「大丈夫ですよ。
何があっても。」
と私は答えた
臨也様はその言葉を聞き目を見開いた
私はお構いなしでさっさと
お手洗いに向かった
臨也様の顔を見ずに。
ー
「おい、来たぞ。」
「あぁ、情報通りだ」
「…」
「さっさと拐っちまおう」
と男達が物騒なことを小声で言いながら
お手洗いへと来た少女にクロロホルムを嗅がせた
「……？！」
驚く少女だが、その場で意識を失った。
少女、A
はこうなることを知っていたとも男達は知らずに。
……
「……」
臨也は二時間経っても来ない
Aに対し
拐われたか
と確認しデパートをでた
その時の臨也の顔は
そうなることを知っていた臨也の顔は
言おうと思ったが
Aがそうなることを認識していたと今日確信し
敢えて、それ以上を言わなかった臨也の顔は
拐われることを知っていて拐わせた
拐われる事を知らないと思っていた
A
が知っていた
予想を超えた？？
ふざけるな。
と思ったの臨也の顔は
先程までAを手を繋いでいて
あの時の離れる瞬間の少女の手は
冷ややかだった
怖がってはいたという事を。
Aはそれでも行ったのは
俺が仕向けたと考えたからに違いないと思った
そんなことを考えた臨也は
やはり笑っていた
だが目は笑っていず冷たく
「あーほんと、面白いよ。最後になるかもしれないのにさぁ……
あー本当、、
全く面白くない」
と笑いながら冷たくその言葉を言い放った
…
Aは、目を覚ます
ぼんやりと。段々と認識する
「……」
拐われたようだと。
私の目の前には笑っている男やただ睨む男達がいた
一人の男は代表に云う
「今の状況を恨むんなら臨也の野郎と関わったことを恨むんだな」
と睨みつけて
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黒崎沙夜子。(プロフ) - れもんさん» 有難う御座います。そう云って頂いてとても津嬉しいです、！そんなとんでもないです！！恐れ多いです（（ 私の作品ごときが））でも有難う御座います！トリップしてみたいですね、、わかります（（ (2020年4月18日 21時) (
レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 凄く面白かったです！神作ですね。トリップしてみたい… (2020年4月15日 9時) (レス) id: 5f620a849d (このIDを非表示/違反報告)
黒崎沙夜子。(プロフ) - まだなんだか色々あれですが宜しくお願い致します。。 (2019年10月8日 22時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒崎沙夜子。 | 作成日時：2019年10月5日 19時
