79話 過去へ ページ44
「奴らの転移電波をつかんだぞ!」
「どこなんだ!」
「雷門だ。」
「……は?」
ワンダバの発言に困惑する天馬とAを見てワンダバは付け加える。
「すまない!言葉が足りなかったな。過去の雷門だ。」
「過去ってどのくらい昔なの?」
「そうだな…これは……円堂監督がサッカー部を作ったばかりの時だな。」
「なるほどそういう事か。」
「どういうこと?A。」
「あのアルファという奴は俺たちのサッカーの記憶を消すと言っていただろ?」
「うん。それで?」
「いや、解れよ。イナズマイレブンを復活させた円堂監督の歴史が変わればそれに憧れたお前も影響を受けるってことだ。」
(…修也も円堂監督に出会い、サッカーを捨てずに済んだと言っていた。つまり…)
「俺と天馬みたいな奴のサッカーとの出会いを消すつもりだってことだよ!」
「そんな!」
「ワンダバ。僕たちも直ぐに転移しよう。」
フェイの提案でA達は過去の雷門にワープする。
ーーーーーーーーーーー
「ここが過去の雷門か。まぁ歴史ある学校って感じだな。」
「あ!あそこに円堂さんがいるよ。」
フェイが指した方を見ると中学生の円堂監督が一人でリフティングをしていた。
(まだ他に部員が居ない時か。)
その時、円堂の目の前の空間が歪みアルファ達が現れる。
(あいつら!)
「どうやら間に合ったようだな!行くぞお前達。」
A達が円堂の方に向かうとアルファ達もA達に気づいたようで、こちらを睨んでいる。
「…円堂。お前にはサッカーを辞めてもらう。」
「何なんだお前ら?」
「円堂かんと……円堂さん!そいつらはサッカーをこの世から消そうとしているんです!」
「天馬…。いきなりそんな事言っても信じるわけ……」
「なんだって!!」
(あー信じたよ。……まぁ円堂さんだからなー)
天馬と円堂がアルファに向き合う中、アルファが俺達を見て、あの不思議なボールを持つ。
「何度も追われても迷惑だ。ここで徹底的に潰させてもらおう。」
転送モード
アルファが不思議なボールの一部を押すとA達の体が光に包まれー
ーサッカー場に移動していた。
続く。
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐藤 ほまね(プロフ) - 悠樹さん» ありがとうございます。m(_ _)m (2022年8月6日 0時) (レス) id: 733eadf544 (このIDを非表示/違反報告)
悠樹(プロフ) - 早く続きが見たいです (2022年8月4日 22時) (レス) id: 75bdd301b1 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 ほまね(プロフ) - 誤字がある際は伝えていただけると嬉しいです。 (2020年8月17日 15時) (レス) id: 3562b0c896 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:佐藤 ほまね | 作成日時:2020年8月15日 16時