インビジブル ガール.８ ページ10
私が意識を取り戻した時には、腕と足をガムテープで縛られ、完全に動けないようにされていた。
私の隣には、横たわっているお姉ちゃんがいた。
「お姉ちゃん……!!」
「お、小さいほうが起きたぞ！俺の勝ちだ！」
木箱に腰かけた男が言った。
「くそ〜！負けた！強ええな兄貴は！」
もう一人の男がそう言って、「兄貴」にお札お何枚か渡した。
どうやら、私とお姉ちゃん、どっちが先に起きるか賭けていたらしい。
「……っ!?」
お姉ちゃんが急に動いた。
「大丈夫…？お姉ちゃん…」
「え…、A？」
「お、起きたか…。それじゃあ、そろそろ始めるか」
賭けに買って、気分がよさそうな顔をした「兄貴」が言った。
「始めるって何を……!!」
お姉ちゃんが息を荒げて言った。
「何って、公開処刑に決まってるだろ？」
「え……？」
「まあ、観客はお一人様だけどな。」
賭けに負けた男が言った。
「観客……？」
「ああそうだ。観客だ。」
「まあ、俺たちが言うには『依頼主』だけどな。」
「兄貴」が言った。
すると、この建物の入り口から人が歩いてくるのが見えた。
「おお、噂をすれば。」
歩いてくる人は、髪が長い女性、美人に分類されそうな―
―あいつだ。
間違いなく。
「お前かっ…!!元凶は!!」
私はそいつに向けて叫んだ。
「まあ、元凶は元凶だけど、事の種はあんたの姉よ。」
「お姉ちゃんは……何も悪くない!!」
彼女――高崎美鈴は、元人気アイドル。
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豆腐ちゃん - あさんそれは誰に向けてですか？ (2023年3月22日 19時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あ - し、ね (2017年6月27日 14時) (レス) id: 350e8504f6 (このIDを非表示/違反報告)
矢野 ユリ - 頑張ってください。イラスト描こうかなぁと思うけど、やり方わかんないです。 (2017年3月31日 7時) (レス) id: 053764a0db (このIDを非表示/違反報告)
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