チルドレンレコード/No.２ ページ8
「おいマリー、もうちょっと待て。」
「わ、分かった！」
「えらいっすね。マリー。」
「う、うん！」
「っておい、カノ。」
「いや、僕は固麺の方が…、って痛ぁっ‼」
「３分だ。ちゃんと待てよそのぐらい…」
「そうだ、セト、お前は食わなくていいのか？」
確かにいい匂いっすね……。
「いいっす！キドこそ食べないっすか？カップラーメン。」
顔が食べたそうにしてるっすよ、キド。
「ああ。確かにうまそうだが２つしか買ってないしな…。」
「なら買ってくるっす！」
「いや、別にいいぞ。わざわざ行かなくても…」
「お盆で体なまってるっすから、体動かすついでに買ってくるっす！」
えんりょうしないっすよキド。
「…そうか、悪いな。よろしく頼む。」
「じゃあ行ってくるっす！」
冷房がきいたアジトから出ると、普通の暑さより、何倍増しで暑く感じる。
「団長は何味が好みっすかね…」
そう呟きながら、コンビニを目指す。
狭く、道が入り組んだ路地裏は迷いそうになるが、もうなれてきた。
足元を見ると、猫が「にゃぁぁぁ」と言って近寄ってきた。
「何言ってるっすかね…」
目に意識を集中させる。
「ちょっと、失礼するっす。」
能力を使うのは結構久しぶりだな……ん？
『最近はゆっくり眠れないよぉ…』
はは、そうっすか。ちょっと、お役に立てないっすね…。
『お姉ちゃん…』
…！！
女の子の声がした。
「ちょっと、ごめんっす！」
猫にそう言って、女の子の声がした方に向かう。
右手に曲がると、廃虚となった倉庫らしき建物が見えた。
「あそこっすか…」
倉庫に足を踏み入れる。
不法侵入とかなんとかは関係ない。
今まで無断で入ってきた建物に比べれば平気だ。
…!!
奥の方に人影が見えた。
近付いてみると、一人の少女が手をガムテープで縛られた状態で倒れていた。
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豆腐ちゃん - あさんそれは誰に向けてですか？ (2023年3月22日 19時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あ - し、ね (2017年6月27日 14時) (レス) id: 350e8504f6 (このIDを非表示/違反報告)
矢野 ユリ - 頑張ってください。イラスト描こうかなぁと思うけど、やり方わかんないです。 (2017年3月31日 7時) (レス) id: 053764a0db (このIDを非表示/違反報告)
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