カゲロウデイズ×‐１ ページ35
呆然と私が眺める世界は、とっくに腐りきっているように見える。
何度も死んでいく君の姿を見た。
夢じゃないかって、何度もそう思ってた。
でも、何十年もこんなことしてたら流石に気づくよ。
さっきコンビニで買ってきたおにぎりを食べながら、私は思い出す。
この前、君はここで死んだんだ。
「ほら、行くわよヒビヤ」
「え……ちょっと待って…」
始めて食べるというハンバーガーを、慣れない手つきでわたわたと急いで食べる姿に、私は一瞬、平和だな、と思った。
その姿も、何度も。
家に向かうまでの道を急ぎ足で歩いた。
入り組んだ道を、左に曲がって、右に行って……
「ヒヨリッ……!!」
「え……？」
大勢の人につられて上をふと見たら、数本の鉄柱が落ちてきていた。
工事中のビルの上の方で、誰かが叫んでいる。
成功…。
ヒビヤが涙を流しながら私に手を伸ばすのが見える。
もう、遅いよ。
刹那、腹の辺りに激痛が走って、体が傾いていく。
嗤った陽炎に、小さく笑って見せた。
広がっていく血だまりの中で、何か叫ぶ声を聞きながら、一瞬で何もかもが眩んだ。
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豆腐ちゃん - あさんそれは誰に向けてですか？ (2023年3月22日 19時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あ - し、ね (2017年6月27日 14時) (レス) id: 350e8504f6 (このIDを非表示/違反報告)
矢野 ユリ - 頑張ってください。イラスト描こうかなぁと思うけど、やり方わかんないです。 (2017年3月31日 7時) (レス) id: 053764a0db (このIDを非表示/違反報告)
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