インビジブル ガール.９ ページ11
「お前……!!」
「うるさいね……。さっさと始めて！」
高崎は、先程、男が座っていた木箱に座って言った。
「わかりました。」
男たちはそう言い、銃を内ポケットから取り出した。
きっと、私たちはすぐ死ぬんだろう。
「ふふ…、いい気味だわ。」
高崎が、笑みを浮かべながら言った。
次の瞬間、『パン！』と乾いた音がした。
血飛沫が飛んだ。
「お姉ちゃん……？」
返事はなかった。
お姉ちゃんの方を見ると、頭のあたりから血を流していた。
…………!!
「あんたも、姉と同じように死んでもらうからね。」
高崎が言った。
「まあ、あんたは別に殺さなくてもよかったけど、このことを知ってしまった以上、返すわけにはいかないわ。運が悪いわね。」
そして高崎は男たちに向かって「殺って」と軽く言った。
銃口が見えた。
『パン！』という乾いた音が聞こえた。
「ぐっ!!」
瞬間、脇腹に激痛が走った。
私は力なくその場に倒れた。
血が服に滲みんだ後、腹のあたりに血だまりをつくった。
だんだんと視界が眩んでいき、体の感覚も侵されていった。
死んだらどうなるんだろう。
ぼやける視界の隙間、突然、目前の空間が揺らぐのが見えた。
そして何も見えなくなった。
何も聞こえない。
きっと、私は死んだんだろう。
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豆腐ちゃん - あさんそれは誰に向けてですか？ (2023年3月22日 19時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あ - し、ね (2017年6月27日 14時) (レス) id: 350e8504f6 (このIDを非表示/違反報告)
矢野 ユリ - 頑張ってください。イラスト描こうかなぁと思うけど、やり方わかんないです。 (2017年3月31日 7時) (レス) id: 053764a0db (このIDを非表示/違反報告)
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