16 過去~玖蘭~ ページ17
そこには5歳ほどの少女と少年がいた
幼貴方「やっぱり自然っていいですね!"風間様"!」
幼風間「ああ」
少女は一人ではしゃぐ
少年は大人しく少女のことを見守る
幼貴方「…風間様って笑わないですよね、めったに!」
幼風間「何故笑わねばならん」
幼貴方「…なんとなく。だってみたことないもん!見てみたいなーって」
少年は断る。といってそっぽ向く
幼貴方「えー!!…もう。でもいつかは見る!絶対!!」
幼風間「…勝手にしろ」
少女は眩しいほどの笑顔を見せる
すると、急に「あ!そうだ。」といい、少し離れた場所にある木の影から出てきたのは二人の人間だった
幼風間「!」
少年は警戒したが少女は二人を抱きしめてたり、笑いながら喋っているので危険性はないと判断した
幼貴方「紹介します!私の友達の千加と一恵です!!」
幼風間「…風間だ」
やはり人間だからか、言い方が少々きつい
幼千加「…えっと…ち、千加です」
幼一恵「い、一恵…です」
二人はなにかに怯えていた
とても…
幼風間「…何に怯えてる?」
「「っ…」」
幼貴方「この二人は…私たちへの生け贄とされてきたんですよ」
幼風間「!?」
生け贄という言葉に驚く
幼貴方「生け贄なんか要らないのに…。だから二人を私たちは鬼として育てるって決めたんですよ!…人として幸せに暮らせたかもしれないのに私たちのせいで壊したから…体は人間でも心は鬼だから!ね!」
「「うん!」」
三人はお互いの顔を見て笑い合う
そんな彼女らをみて少年も綻んだ
幼風間「A。俺はもう行く。…また、お互いに成長した姿で会おうな。…人間…いや、千加と一恵もな」
ここでうちの目は覚めた
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桜 - 面白いです!!更新頑張ってください!! (2013年9月26日 20時) (レス) id: 13c27dacdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そうせん | 作成日時:2013年9月22日 16時