トリップ少女たちはうるさい (ページ13)

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１２　原田視点ページ13

総司との稽古を終わらせて来たAが来た

貴方「だぁーーーー…疲れた…」

Aはすげぇ疲れきってるようだ
まぁそりゃそうだろうなww総司との稽古なんだww
あいつA相手になると手加減しねぇしww

原田「すげぇなwwあれから今までぶっ続けだろ？」
貴方「うん」

体力は女ではずば抜けてんな、こりゃ
ん？千加と一恵か？土方さんもいんじゃねぇか

「「あ、おつー」」
貴方「うぃっす」
土方「よぉ。斎藤から聞いたぞ。お前すげぇ時間総司とやってたんだってな？」
貴方「いじめだろあれ」
沖田「いじめなんて人聞き悪いなぁ」
全「!?!?!?」

うお！？…総司かよ…びびるつーの(-""-;)

土方「びっくりさせんじゃねぇよ」
沖田「気づかない方もほうでしょ」

たっく相変わらず土方さんにも容赦しねぇな

原田「…総司。Aの腕前は？」

俺は結構気になってたことを聞いた
やべ、絶対今すげえ笑ってる

沖田「才能はあると思うなぁ。何て言うか…慣れてる。いままでやってたっていうより…なんか本当に小さい頃からやってたって感じする」
貴方「はぁ？」

！…総司がここまで評価するなんてな。珍しいこともあるもんだな
にしても小さい頃から…か
土方さんもやっぱ驚いてるww

土方「…総司がそこまでいうなんてな。本当に小さい頃からやってなかったのか？」
千加「それ聞いても意味ないですよー？土方さん」

意味がねぇ？

土方「あ？」
一恵「だって、うちら小さい頃の記憶ないんだよーww」

ねーwwというとふたりもねーwwと答えるあいつらを俺はきっと間抜けな顔でみてたに違いない

小さい頃の記憶がない？

原田「そう、なのか？」

俺は恐る恐る聞いた

貴方「うん。でももしかしたら沖田のいう通りかもしれないし、間違ってるかもしれない。どっちかね？」

その時Aは笑った
でもその笑顔はいつも見てる楽しそうで幸せなモノじゃなくて…
なにか辛そうで…悲しそうだった
それは千加も一恵も同じだった

おれはこの時初めて心の底からこいつらを守んなきゃダメだって思った

けしてこんな辛そうな笑顔を見ないように…