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彼女なら問題ないやろ。

そう言ったグルちゃんの横顔は耳が赤く染まっていた。
つまり、これはもしかして告白されていると言うことか…!

「え、と…グルちゃんの事好きとか考えた事なくて…。」
「知ってる。」
「………。」

グルちゃんの事は嫌いじゃないけど、むしろ友達としては好きだけどそんな風に考えた事なかったから、何て言えばいいのか分からずに黙り込んでしまう。

「別に今すぐ付き合えるなんて思ってない、ただ、休みの間も会いたい。」
「会いたいって…す、すごい事言うね…。」
「なんか口に出したらどうでもよくなった。」

そう言って再び背中をシートにつけて寝転ぶグルちゃん。
その言葉の通り、先ほど赤くなっていた耳もその色を失っていた。
なんだか一人冷静になった様子に少し寂しい気持ちになってしまう。

「俺の家やなくてもいいから遊ぼうや。」
「…うん、それは私も嬉しい。」
「頑張ってお前の事落とすわ。」
「ほんとに吹っ切れてるね…そういう事言われるとドキドキしちゃうよ…。」
「うっかり好きになりそうやろ?」

いつものようにニヤっと笑って言うグルちゃん。
私だけドキドキしてるのが悔しくて、なんとかこの余裕を剥がしたくなった。
私は体をズラしてグルちゃんの顔の横に両手をついてグルちゃんを見下ろした。

「うん、好きになっちゃうかも。」

そう言うとグルちゃんの顔はぶわわっと真っ赤に染まった。
取り戻した赤色に心が弾む。
なんだ、もしかしたら私とっくにグルちゃんの事好きなのかも。

「ねぇグルちゃん、夏休み何して遊ぼうか?」

赤く染まるグルちゃんの顔を見下ろしながら笑う。
何かが変わりそうな夏が、始まる予感がした。

お礼企画その2/tn→← →続



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ひとちん(プロフ) - NORTHさん» NORTHさんコメントありがとうございます!初めてのギャグがもはや黒歴史になっていたところでそのお言葉…嬉しいです…!よければ短編集2の方もどうぞよろしくお願いします!あそこまでぶっ飛んだギャグはありませんがww (2017年10月29日 19時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
NORTH(プロフ) - 突然ですが初コメ失礼します!ひとらんの回の主人公が面白すぎました…あれですね、貴方様はギャグセンもあるんですね!すごいです!リスペクトです!頑張ってください!(語彙が…無い!) (2017年10月29日 19時) (レス) id: ecb1a421ae (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ* - ひとちんさん» こちらこそ(*´▽`*)これからもよろしくお願いいたします! (2017年10月8日 16時) (レス) id: cb678ab533 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - ヒメ*さん» ヒメ*さんコメントありがとうございます!最近更新サボってますが頑張って更新するので気長にお待ちいただければと思います!感想下さってありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2017年9月10日 18時) (レス) id: 5e55a572da (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ* - こんにちは!いつも読んでいます!『総統の愛した甘味屋さん』を読ませていただきました!ひとちん様の書く小説は本当に素晴らしいな、と心から思いました!応援しています!これからも頑張って下さい(*^O^*) (2017年9月10日 9時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひとちん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年8月6日 4時

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