Knights。 ページ20
「ん〜、まあ料理の腕は悪くないんじゃない?」
『・・・くっ、ごめんねタコさんウインナー・・・次は取られないようにするからね・・・っ』
「あらあら・・・。
泉ちゃんてば、珍しく人のもの食べたわねぇ」
「プロデューサーの方は知らないけど、料理の腕は良い方なんじゃない?
・・・ま、よろしくね。つなくん」
『、ツナ??』
「ふふっ、泉ちゃんなりのニックネームよ。
ちょうどユニットのメンバー2人揃ってるんだし、アタシ達のユニットの事教えるわよ?」
『あ、そなの?
じゃあ聞こっかな』
瀬名さんに3分の1のおかず達を誘拐され、それでもとりあえず私は食べ終えた。
空っぽになった弁当箱を仕舞うと、鳴上くんが所属ユニットを教えてくれるらしい。
「・・・あ〜、俺パス。
なるくん説明よろしくぅ。俺、喉乾いたからゆっくり飲み物買って来る」
「はいはい、ごゆっくり。
・・・さて、と。まずはメンバー構成ね。
アタシと泉ちゃん、凜月ちゃんと・・・王様の4人でユニットを組んでるわ」
『・・・うん、ちょっと待って王様誰』
「ふふ。
月永(つきなが)レオって言って、アタシ達Knightsのリーダーよ」
『ないつ、ね。
・・・朔間くんも同じユニット、と。
その王様こと月永さんって・・・なんで鳴上くんに王様って呼ばれてるの?』
「そうねえ・・・王様みたいな性格だから、かしら。
あの子、いつも自信満々だし妄想(インスピレーション)がどうこう言ってるけどたまーに可愛いのよねえ」
『・・・・・・インスピレーション?
その月永さんって、もしかして赤色の髪で真ん中分けで青いハイネックの服の上に学院の制服着てたりしない?』
「あら、もう会ったの?」
『会った・・・って言うか、遭遇してすぐ消えたけどね・・・。台風か何かだと思ったよ』
「あらあら・・・まあ、王様らしいわね」
そうか、あの人が月永さんか。
教えて貰った5人のページにKnightsと書いて、ちょうどタイミングよく瀬名さんが戻って来た。
これからユニットのレッスンとの事で、ダルそうにあくびをする瀬名さんを鳴上くんが腕を引きながら食堂から出て行った。
さーて、空腹も満たした事だしラストのユニットに挨拶回りしに行きますか。
ちなみになんでラストなのかと言うと、生徒手帳に「今年度は五つのユニットの結成が確認されている。」って書いてるから。うん、親切だね生徒手帳。
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇犬(プロフ) - 仁兎なずなさん、こちらでのストーリー上、主人公が入学するところから始まってるので、原作での二年生イコール一年生ですよー (2015年11月25日 16時) (レス) id: f488a6118f (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 探してみました…やっぱり2年生でした。(付け足し)アドニス君は陸上部に入っています。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 多分アドニス君は2年生だったきがする…探してみます。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:暇犬 | 作成日時:2015年11月10日 20時