『決意』の代償 4 ページ17
貴音side
「……私、普通じゃあり得ない『能力』を持っているんです。どういう経緯で手に入れたのか、どんな能力なのかは覚えてないんですけど、使うと瞳が真っ赤になって……」
「そっか……」
「他にも、同じ様に能力を持った人達に会った気がしなくもないんですけどね……」
「……それ、私達だよ」
「えっ……！」
私が告げると、Aは驚いたように目を見開いた。
「私も、ここにいる二人も能力持ってるんだ。それからさっき出ていった二人もそうだし、他にももっといるよ」
「そう、なんですか……。てことは少なからず交流があったってことですよね……」
「うん……。私と遥は高校からの付き合いだし、アヤノちゃんとシンタローとキドとカノとセトはAが中学の時からの付き合いらしいし……」
「そうなんですか……」
Aはすっかり落ち込んでしまったらしく、悲しそうな目をしてうつむいた。
その目からはすっかり赤色は消え、元の焦げ茶色に戻っていた。
「ま、まあ、記憶が戻らないからってそんなに悲しむこともないよ！少しずつ取り戻していけばいい訳だし」
「……そう、ですね。ありがとうございます……」
そこでいきなり病室の扉が開いた。キドとカノが姿を現し、こちらに駆け寄ってくる。
「A姉さん！よかった、目を覚ましたんだな！？……ひっく……ごめんなさい、俺のせいで……」
「Aちゃん……。本当に、ごめんなさい……」
「え、あ、あの……」
Aは、訳がわからないといった様子で自分を見て泣き出す二人を見詰めている。
だが、一番訳がわからないのは私だった。謝っているということは、自分達がしでかした事の重大さにようやく気がついたのだろうが……。
「……キド、カノ、あんた達、一体どういうつもり！？何を今更『ごめんなさい』よ、図々しいにも程があるわ！！それに、油断させておいてまた何か企んでるんじゃないでしょうね！？」
私の堪忍袋の緒は一瞬でぶち切れた。怒りが満ち溢れ、全身が熱くなるのを感じる。
もしここに私がゲーム内で愛用している銃が二丁あったなら、すぐに両手に構え『夢幻円舞ｰホーリーナイトメアｰ』を繰り出していただろう。
「ていうか、一体なんでこの場所がわかった訳！？Aに発信機でも付けてたの！？」
もしそうならそれは完全なるストーカー行為だ。知り合いだろうが関係無い。一切の同情を掛けずに即座に警察につき出してやる。
私がそんな事を考えていると、不意にセトが手を挙げた。
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美結(プロフ) - アヤカさん» はい！ (2015年9月13日 11時) (
レス) id: 50a0a8e162 (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - 美結さん» へえ、そうなんですか。まあ、ともかく、小説、これからもよろしくお願いします！ (2015年9月12日 15時) (レス) id: b35e3a5f34 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - アヤカさん» いえ、やってませぬ。母上がダメよとおっしゃるのでね‥‥僕は関西らへんです！ (2015年9月12日 12時) (レス) id: 50a0a8e162 (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - 美結さん» 関東の某所、とでも言っておきましょう(笑)。ここじゃ怖いのでtwitterやっていらしたらそこで県だけお教えしますけど、やってますか？ (2015年9月12日 0時) (レス) id: b35e3a5f34 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - アヤカさん» そんなことありますよん！因みに作者さんたどこに住んでらっしゃるんですか？ (2015年9月11日 11時) (レス) id: 50a0a8e162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤカ | 作成日時：2015年8月19日 1時
