【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百五十五訓 ページ12

まあ何だかんだ言いつつも全員で見てみる事にした。



すぐ出なかったからかインターホンは連続で鳴らされている。マジでヤバいくらいに。大分語彙力無くなるくらいに。







＿＿＿＿＿＿ピンポーン、ピンポーン






＿＿＿＿＿＿ピンポーン





＿＿＿ピンポピンポピンポピンポピンポーン









………………鳴らし過ぎじゃね？





(このしつこさ……完全に斉藤君じゃない？絶対粛清する為に来たじゃん私分かるもん)





ひょこっ、と皆で扉から玄関へと続く廊下に顔を覗かせてみる。



………外には、ふわふわとしたアフロの人影が。






桂「……あの鶴瓶師匠の様な人影は…間違いない斉藤だ！斉藤(アフロ)隊長だ！！」



『やっぱそうじゃん！え無理無理無理無理。裏口から帰ってもいい？斉藤君と今の関係性で顔見合せるとか羞恥で死ぬよ？』



銀時「何でテメーは今までで一番照れてる訳？え何？俺が公道で愛を叫んだら俺に一番照れてくれんの？」



神楽「駄目アルヨ銀ちゃん、世界の真ん中で愛叫ぶ位しないと心には刺さらないネ」



銀時「成程」






成程じゃねーよ！！！！そんな呑気な事言っている場合ですかぁぁ？どうすんのこの状況？！







＿＿＿＿＿＿ピンポーン、ピンポーン



＿＿＿＿＿＿ピンポピンポピンポーーン








ほら！！！アフロ隊長怒ってるよ！？アフロ隊長早く出ろって急かしてるよ！？次官は刻一刻と迫っているよどうすんの！！！






銀時「いやヅラが何とかしてこいよ。このままだと俺達まで攘夷志士(テロリスト)の仲間と勘違いされるだろうが」



桂「何を言う銀時！！！俺達は縮れ毛で繋がったアフロ兄弟ではないか！！」



銀時「誰の頭がアフロだ！！」



『いや桂君のそれはアフロじゃなくてヅラでしょ』



桂「ヅラじゃない桂だ！！！」



『アフロじゃねーのかよ』






銀時君と一緒に桂君をフルボッコにしていると、今まで覗き込む時に皆の体重で潰されていた新八君か起き上がった。






新八「あれ、」



『？どうしたんだい新八君』






あ、眼鏡割れてる可哀想。






新八「いや、なんか、」



『？』






新八君はそのまま外に続く玄関の扉の方を見た。



私も流れる様にそちらを見ると…………





(…………あり？)






外にアフロの…斉藤君の影が無くなっていた。勿論の事、インターホンの音もいつの間にか止まっている。









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