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スタッフ ページ15
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｢ジュンくん先に練習しようね｣
｢っす、お願いします｣
日和坊っちゃまは漣様の肩をポンと軽く叩いて奥の部屋へ進んだ。
歌もダンスも上手な彼はやっぱり指導もするのだろうか、
取り残された私は茨様に向き直る
茨様もこちらに気づき、体を向けた。
｢本日よりEdenの皆様を護衛させていただくこととなりました。よろしくお願いいたします｣
｢ええ！話は殿下より伺っております！ただ、ひとつ問題が。｣
｢なんでしょう？｣
｢この場もそうですが、他イベントも護衛と言っても通常、スタッフ以外は入場できないところもあります。｣
｢......というと、ここのスタッフになれば良いとのことですね｣
｢さすがAさん！話が早くて助かりますなぁ｣
殿下には話を通してますので！と早速パソコンを起動させ、画面を見せてきた。
なるほど、表面上はコズプロのスタッフという扱いね
言葉交しでスタッフになりました！ではやはりだめらしい。...やっぱりパソコンいじらなきゃだめかな、
｢こちらの画面にAさんの氏名や生年月日などの入力していただいても？｣
｢あ〜えっと、｣
｢...もしかして、使えません？｣
ぐっと言葉に詰まれば茨様は少し楽しそうに笑った。
え、この人こんな風に笑うんだ。仮面ではない笑い方。
わかりやす、と小さく聞こえた気がした。
｢では、生年月日から教えていただけます？｣
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作者名：はなちゃ | 作成日時：2022年9月21日 22時
