柱の少女は、狙われ体質。参

始まる訓練 ページ3

炭治郎side





『あー!!やっと炭治郎来た!!』


炭「Aさん！お邪魔してます!!」





庭で素振りして数分、Aさんはボロボロの隊士を数名連れて帰ってきたのだった。


善「炭治郎ぉぉぉ〜、俺、もうダメだよ〜」


『善逸。君は今から罰ゲームだから休憩じゃないよね。はい、まだまだ頑張って！』




Aさんは俺に鬼ごっこの訓練のルールを説明してくれた。

善逸達が途方もない回数腕立て伏せをしているのは、鬼ごっこで捕まった罰ゲームらしい。






鬼ごっこか。弟達とよく遊んだこともあったな。でもきっと今回のはそんな生半可なものじゃないんだろう。

鬼から逃げるために速度を落とさず罠を避ける。反射神経向上にはうってつけの訓練で効率がいい。


やっぱりAさんは凄いんだな。







炭「よし、頑張ろう!!」


俺は善逸達のところで一緒に筋トレしようかと思い、庭へ向かおうとしたところで、再びAさんに声をかけられた。



『炭治郎は明日から訓練を開始することにしようか。今日は……別に皆と一緒に腕立てしててもいいけど……。まぁ、明日に備えて好きに過ごして下さいな。』



炭「はい！明日からよろしくお願いします!!」



『びしばし鍛えたげるから、覚悟しといてね!

それじゃ、私は用事でちょっと外出てくるよ。夜には帰るから、じゃあ後でね〜。』



Aさんはそそくさと屋敷を後にした。忙しい人だな。

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