神様と私の14年間の日常 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:806 hit

1話ページ1

幼稚園に通う前から私は視える人だった

最初は不思議で仕方なかった

皆、そこに人がいるのに誰もいないみたいな顔をして平然とつかつかと進んでいくから

お母さんに聞いても、笑って誰もいないよ？と言われるだけだった

小さい子特有の妄想だと思ったのだろう

話は変わりますが私は幼稚園で１人ボールをついて遊んでいました

周りからは、ちょっと変わった子、不思議ちゃんだと思われていたようです

別にぼっちだったわけじゃないですよ、ただ私は走るのは苦手、遊具に登るのは遅い、そんなこんなで周りの子達がやるような遊びに参加できなかったんです

だから１人で遊ぶことが多かった

今日も１人でボールをついていると、ふと頭の上に視線を感じて顔を上げた

すると、大人の男の人が私を見下ろしていました

変わった耳飾りを付けて、着物をきた男の人…
こんな変わった格好の人は初めて見たのでついじろじろと見てしまいました

私は一つの疑問を口にしました

「貴方は誰ですか？」と

すると彼はこう答えました

「僕は神様」と