もうどうだっていいや。side another A. ページ10
気が付いたら、私は山を登っていた。
ついさっきまであの体育館で詩織ちゃんとマネ業をしていた気がする。
意識が曖昧な内に時は進んでいたらしく、私は家から近い名門私立の椚ヶ丘の編入を受けていた。
結果は合格点を余裕で越えていたものの、国語が壊滅的な点数を叩き出し、
母さんの営業するカフェで働いていたら、急に防衛省に連れて行かれ暗殺とやらを依頼され。
今はその時に渡された銃とナイフを携帯して登山…
…ってあれ？
所々可笑しくないか？
今迄の私ならきっとそんなツッコミを入れていただろう。
だがしかし。
今の私はそんな事すらどうでも良いと思う様になってしまった。
“朝篠…は大丈夫?”
赤葦先輩のあの一言に、本当の事一切を吐き出してしまえば良かったのかもしれない。
辛い苦しい誰も助けてくれない見て見ぬ振りは当たり前
真綿で首を締め付けるような、或いは遅効性の毒を吸ってしまったかのようなあの毎日から
助かるエンド分岐はきっとそこだけだったのだろう。
そこで間違った選択肢を選んでしまった。
だからこの
でも、
「もう、どうだっていいや」
私はクリア出来なかった。それだけ。
これからもきっとその事実は変わらずに私を苦しめる。
それでもいいや。
もうこの記憶に価値は無いのだから。
古びた校舎を横目に通り過ぎ、私が足を止めたのはガラクタばかりの崖の上。
そこから見る街の風景はいつもとさほど変わっていない。
それはこの街に私は不必要なのだと、そんな無意識の排斥を向けられているようにも感じる。
いっそ、ここから
飛び降りちゃおうかな
崖の縁の部分に立ち、真下を見下ろす。
下は見えないけど、多分校舎の屋上位の高さは有ると思う。
落ちたら死ねるのかな。
学校を変えて母さんも困らせてるし。
いっそ消えてしまった方が良いんじゃないだろうか。
ゆるり。
猛禽類の名を冠していた前の学校でかつて居たとされる女子生徒と同じ事。
私は
崖から
真っ逆さまに
落ちていった。
「あ…何か見えてきた」
危険生物との出会い。 side another A.→←1年前の物語。 side M.
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はいる - 夢小説で初めて自分の本名出た…(笑)普通に珍しい名前だったのに…(笑笑笑) (2019年2月2日 17時) (
レス) id: 1ad8a87860 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - 銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» 閲覧ありがとうございます。研磨は神ですね分かります（真顔）。更新は死なない程度に頑張りますね〜 (2018年4月22日 20時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 続き見たいです更新頑張ってください応援しますヨ！アァー研磨ァ〜マジ神！ (2018年4月22日 15時) (レス) id: 85fc3d6f11 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - カルピン☆☆さん» 本当に申し訳ないのですが、以上の理由で御理解いただけると幸いです。 (2018年3月2日 21時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - カルピン☆☆さん» 理由と致しましては、出来るだけ台本で無くても伝わる様な内容にしたい、という事と、台本書きでは文字数が勿体無い、という２つがあります。 (2018年3月2日 21時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もかぶれんど | 作成日時：2017年10月8日 9時
