2年前の物語。 side A. ページ7
可笑しいと思っていたんだ。
最近マネが新しく入って来た後、朝篠はさり気なく、しかしハッキリと白楼を警戒していた。
それに時々、白楼がマネ2人にドリンクを取りに行く時。
大抵はタオルを抱えた三河が先に戻って来て、2,3分した後に白楼と朝篠が戻って来る。
三河に朝篠がサボってないか聞いてみたところ…
“朝篠先輩がサボる訳無いです！ぼ…いや私ちゃんと見てますもん！”
との返答。だからといって、何故遅れているのか聞いても…
“それは…ちょっと僕には言えない、です…”
とまぁ、あまりハッキリとしない答えが返って来る。
流石に3年の中でも2人に若干の不信感を抱き始めても可笑しくなく。
今日も戻って来ない2人に(主に白楼にだが)そろそろ苛立ち始めた3年部員の要望で、俺が様子を見に行く事になった。
そして。
「…お前が他の奴に話しかけんのがわりーんだよ」
俺は見てしまった。
白楼が朝篠に壁ドンしている現場を。
何してんの？ とか もう休憩だよ とか言おうとした言葉は、しかし声にならなかった。
部活で公私混同すんなよ、とも言えなかった。
只々、混乱して何も言葉が発せなくなっていた。
朝篠は…白楼が苦手だったんじゃ…?
でも、頭の何処かで妙に納得してしまったんだ。
もしかしたら、付き合っているという噂は本当だったんじゃないかって
2人はこっちに気づいていない。
白楼の背中からチラリと見える朝篠は、心なしか泣きそうにも見えた。
その表情が余計に俺を混乱させる。
好きなのか?嫌いなのか?
声を掛ければやっと此方を向く白楼。空々しく、
「スイマセン。休憩入ってたんすか」
と体育館へ戻っていった。
まるで今までの経緯が一切無かったかの様に。
「朝篠…は大丈夫？」
その場にへたりこんだ朝篠に声を掛けると、震える声を絞り出す様に、
「大…丈夫です…」
と応え、ドリンクを持ち上げて俺と体育館へ歩き始めた。
きっと聞いても“大丈夫”で全て返してくるだろうから、深入りはしない方が良いのかもしれない。
今は彼女の大丈夫を信じよう。
…
_____これが後に彼女と俺の関係を大きく変える事になるほどの事だと、この時の俺は何も分かってなかった。
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はいる - 夢小説で初めて自分の本名出た…(笑)普通に珍しい名前だったのに…(笑笑笑) (2019年2月2日 17時) (
レス) id: 1ad8a87860 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - 銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» 閲覧ありがとうございます。研磨は神ですね分かります（真顔）。更新は死なない程度に頑張りますね〜 (2018年4月22日 20時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 続き見たいです更新頑張ってください応援しますヨ！アァー研磨ァ〜マジ神！ (2018年4月22日 15時) (レス) id: 85fc3d6f11 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - カルピン☆☆さん» 本当に申し訳ないのですが、以上の理由で御理解いただけると幸いです。 (2018年3月2日 21時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - カルピン☆☆さん» 理由と致しましては、出来るだけ台本で無くても伝わる様な内容にしたい、という事と、台本書きでは文字数が勿体無い、という２つがあります。 (2018年3月2日 21時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もかぶれんど | 作成日時：2017年10月8日 9時
