ジメジメの季節です。2。 ページ23
Aside
「ん〜っつっかれたァ…」
大きく伸びをする灰羽と、それを横目に最終問題を解き切ってシャーペンをしまう有希。
伸びる灰羽にチョップをかましたのは黒尾先輩。
「お前よりAの方が疲れてるに決まってんだろ。どう考えても」
な？とでも言いたげにこっちを向く黒尾先輩に、まぁ疲れましたね と適当な返事を返し、教科書をしまう。
…確かに疲れた。アホの子は伊達じゃなかったらしい。
中間考査の結果を見た瞬間に、頭を抱えたくなる様な結果ではあった。
英語と社会は比較的まともだったものの、数学と理科は知識が所々欠如していたり、国語は読解と知識が足りてない印象が強かった(むしろその印象しかない)。
数学の�盒兇箸�相性が悪いんだろうな…と思いながら、取り敢えず授業内容のおさらいをする事に、今日の全てを費やした気がする。
途中で雨が小雨になったタイミングで犬岡達と海先輩は帰って行ったので、今此処には黒尾先輩と灰羽、有希と私の4人しか残っていない。
「また雨、強くなっちゃったね」
有希が窓の外を見ながら呟く。…確かに、雨足はさっきより強まった感じがする。
灰羽が傘を忘れたというので(朝どうやって来たんだろ)、持って来た大きい傘を貸してやった。
大事な選手に大会前に風邪引かれても困るからね。
「…ところでAはどーすんの？」
「…？ 普通に帰りますけど？」
有希と灰羽が帰ったので、鍵閉めを兼ねて黒尾先輩と2人で図書室を一周していたら、不意にそんな事を言われた。
どうするも何も、車とかの送迎があるんじゃないから徒歩以外に何があると言うのだろう。
「や、だって…さっきリエーフに傘貸してたじゃん」
「それがどうし…あ」
…とても大切な事を忘れていました。
私 、 傘 一 本 し か 持 っ て 来 て な い 。
…どーしよーかな。まさか入れて貰う訳にもいかないし。
黒尾先輩に風邪引かれても困るし。
「ん、じゃーな」
「また明日、ですね」
結局昇降口で黒尾先輩を見送り、雨が止むまで待つ事にした。
ちょっとずつ遠ざかる大きな傘。
雨はまだ、止みそうにもない。
目を閉じると、近づいて来る足音がする。
…近づいて来る足音？
やっぱ、置いてけねーよ。
クルリと方向を変えて戻って来たのは黒尾先輩。
…傘、入って良いんですか？
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はいる - 夢小説で初めて自分の本名出た…(笑)普通に珍しい名前だったのに…(笑笑笑) (2019年2月2日 17時) (
レス) id: 1ad8a87860 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - 銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» 閲覧ありがとうございます。研磨は神ですね分かります（真顔）。更新は死なない程度に頑張りますね〜 (2018年4月22日 20時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 続き見たいです更新頑張ってください応援しますヨ！アァー研磨ァ〜マジ神！ (2018年4月22日 15時) (レス) id: 85fc3d6f11 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - カルピン☆☆さん» 本当に申し訳ないのですが、以上の理由で御理解いただけると幸いです。 (2018年3月2日 21時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
もかぶれんど - カルピン☆☆さん» 理由と致しましては、出来るだけ台本で無くても伝わる様な内容にしたい、という事と、台本書きでは文字数が勿体無い、という２つがあります。 (2018年3月2日 21時) (レス) id: 6e02867360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もかぶれんど | 作成日時：2017年10月8日 9時
