156話 ページ12
「汚いんですか……」
「……多分」
「誰も読めないんじゃ……」
ずんと落ち込んだ皆の中、染岡君が「円堂!」と呼び掛ける。
「すっげー!ゴットハンドの極意だってよ!」
「読めるのかよ!」
一斉のツッコミ。ノリがいい。
風丸君も何度か見たことはあったものの、違ったノートまで読めるとは思っていなかったのだろう。
「だってじいちゃんの特訓ノート読んでるから」
何度も見てたら読めるようになったらしいが、私は読めなかったことをここに追記しておく。
え、これも主人公補正? 困惑するしかない。
その謎の擬音も分かるような分からないようなうーん私は理系なのでちょっと無理です無理なので風丸君
「どうすんだこれ……」
みたいな視線を送るのやめて下さい。
「びょーんと跳んで……」
そして豪炎寺君は考え込んでしまった。
え、分かるの? この世界やべえ。
「一人を踏み台にして高さを稼いでからの、オーバーヘッドキック……成る程、確かにそれなら、というか、そう聞くとそうとしか思えなくなってきたなあ」
「合ってると、思うか?」
「……豪炎寺君は私を何だと思ってるの……今回のは私も分からなかったって。この怪文書よりは計算式解く方が楽だよ」
「怪文書……」
必殺技のあの文面を思い出したのだろう、若干頰を引きつらせた豪炎寺君に頷く。
や、だって無理だってあんなの。
私はどちらかというと理系なので、文章読むよりは計算式解く方が性に合っている。
兄さんに伝えに行ったのだろう豪炎寺君を見て、特訓によって空高く舞い上がる選手達の悲鳴をバックに先程の豪炎寺君と同じく頰を引きつらせる。
いや、本当この世界のみんなの身体ってどうなってるのかな。
そしてそこまでするサッカーには一体何の力があるんだ。やっぱり常識が分からん。
後書き
迷走中。
帝国戦すらまだ見えない……データの魔女イベもっと練っとくんだったわ……あの一年前の帝国戦すらほぼほぼアドリブみたいなもんだったしなあ。
設定は無駄に練ってはいるから書けないことはないけど、まだアニメの5話くらい?だよな。えぇ……(困惑)。
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黒牡丹(プロフ) - 焔さん» 好みと言っていただけて本当に嬉しかったです。書けないことになれば、とにかく頭の中に思い描いていたネタだけでも箇条書きにしてでも投稿はするつもりです。嬉しく優しいお言葉、本当にありがとうございます。 (2020年7月23日 12時) (レス) id: 51616291f0 (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 黒牡丹さん» レスありがとうございます。黒牡丹様が帰ってきてくださって、今の心境を教えてくださっただけでも嬉しいです。ありがとうございます。 (2020年7月14日 22時) (レス) id: 3ce071c9ce (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 焔さん» コメントありがとうございます。お話の続きを私自身が書くのは無理だと悟ってしまいました、申し訳ありません。なんとかして、彼女の物語を完結させたいと思います。どうか、よろしくお願いします。 (2020年7月13日 12時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 夜さん» コメントありがとうございます。何度もコメントしてくださっていたのに、本当に申し訳ありません。私の手から離れるかもしれませんが、それでも一度思い描いた物語として皆様の元に届けたいと思っています。読んで頂いて、本当にありがとうございます。 (2020年7月13日 12時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます。こんな形でのコメント返信申し訳ありません。せめて、物語として皆様の目に触れるようにしたいと思います。 (2020年7月13日 12時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
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