だから、お前以外の女は嫌いだよ 【笠松幸男】

第40Ｑ ページ40

貴)「あー久しぶり！Aだよー」

「え、Aちゃん！？久しぶり！それに今吉君に花宮君」

彼女は中学時代バスケ部のマネージャーをしていた人だ。媚を売らなかったりと人付き合いが上手だったため今吉と花宮とも仲が良い。しかも、Aは今吉の幼馴染なので仲が良い

「でも、名簿に載ってなかったよ？」

貴)「え、載ってるよ。ほら」

Aは自分の名前を指差した

「え、A。苗字変わってるじゃん」

貴)「まーそりゃねー」

しばらく彼女は考えてひとつの答えをだした

「もしかして親がりこ「んなわけないやろ」ですよねー今吉君。冗談ですよ冗談」

花)「まだ分からないんですか？」

すると、彼女は思いついたのか。顔色を変えた

「え、え、まさかのー」

貴)「分かったもう？」

「け、け、結婚したの？その年で」

貴)「そうね、もう結婚しちゃった」

「こう言う事言うのもなんだけど学生で結婚したらりこ「それ以上言わないであげてください」だよねー花宮君。」

貴)「え、その続きは？」

「うん、何でもないかな？」

今)「ほら、A。あそこに中学時代同じクラスのがいるで」

貴)「ホント？ちょ、いってくるね」

走り去ったAの背中を見て彼女はため息をついた

「Aちゃん、シアワセなんだね。どんな人なの？」

花)「よく分かりません、今吉さんのほうが知ってるでしょ」

今吉は花宮の前で笑った。何だかんだで笠松を連絡をとっている今吉は笠松のことを知っているはずだ

今)「まぁ、Aにあう人やな」

「へー今吉君がそう言うんなら。いい人なんだね」

そう笑っている彼女は、人の見る目だけはきちんと持っている

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