だから、お前以外の女は嫌いだよ 【笠松幸男】

第21Ｑ ページ21

前回の続きです

貴)「えっとね、幸男と初めて会ったのは高１なんだ」

桃)「それでそれで？」

貴)「で、高２、高３で同じクラスになったの」

桃)「はい！」

貴)「同じクラスなってから、幸男のことを意識し始めたね」

桃)「アタックはしなかったんですか？」

貴)「しなかったよ、だってあいつ女嫌いで有名だったからさ、アタックしたら嫌われそうだったもん」

桃)「へー」

貴)「ゆっくり、ゆっくり仲よくなろうとしたね」

Aは、さっき頼んだケーキを食べた

桃)「でも、笠松さんってそこまで女嫌いだったんですかねー」

貴)「今でも女は嫌ってるよ、幸男が女嫌いなのはね。たぶん予想だけどね」

Aは、桃井の顔を見てからはなした

貴)「バスケ部の男子っていうフィルターをかけられたのが嫌だったんじゃないかな？」

桃)「どうゆうことですか？」

貴)「あいつ、顔は普通にかっこいいでしょ。そのうえバスケ部って言うから女子はそれだけで判断したりしたんじゃない？」

桃)「中身を判断しないで、それだけで判断されていたってことですか？」

貴)「そんな感じじゃない？」

桃)「なんか分かったかもしれないです」

貴)「桃井ちゃん、黒子君に頑張ってよ。」

桃)「はい、絶対に振り向いてもらいます」

貴)「お、言うねー」

Aと桃井はその後も話したりしていた

第22Ｑ→←第20Ｑ

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す