【薄桜鬼】 最期の刻を貴方たちと共に・・・【余命】 Ｐａｒｔ ２

４１話 ページ5

(土方side)

土方「（人１）、（人１）！」

　 くそっ！

　 意識がねぇじゃねぇか！！

千鶴「土方さん、どうかしたんですｋ…（人１）さん！どうしたんですか！？」

土方「突然倒れたんだ！千鶴、お前は山崎を呼んできてくれ！」

千鶴「わ、わかりました！」

　 まずは（人１）をこいつの部屋まで運ばねぇと…！

　 急いで抱き上げた（人１）の身体は驚くほどに軽かった

　 抱き上げてみて改めて思った

　 （人１）は本当に危ない状態なんだと…

　 そして俺は布団に寝かせた

土方「無理しやがって…っ！！」

　 バタバタ…

千鶴「山崎さん、呼んできました！」

山崎「副長、（人１）さんの様子は！？」

土方「見ての通り、意識がねぇ」

　 山崎は（人１）の脈をとったりした

土方「どうだ？」

山崎「かなり危ない状態です。このままでは…」

千鶴「そんな…」

土方「くそったれ！何とかならねぇのか！？」

山崎「今の容態ではもって…１週間かと」

　 １週間…

　 たったの７日しかねぇのか…っ

　 どうしたらいいんだ

　 （人１）、頼むから教えてくれ…

　 どうやったらお前を助ける事ができる

沖田「風間しかいないんじゃないですか…？」

土方「総司！？」

藤堂「俺、風間がどこにいるかわかんねぇけど捜してくる！」

原田「俺も捜してくる！」

永倉「俺もだ、土方さん！」

　 こいつら…

土方「あぁ！俺も行く！総司は残れ」

沖田「！？僕も（人１）ちゃんのために風間を！」

土方「ダメだ。お前は自分の身体のことを考えろ」

　 俺は総司の身体のことを知っていた

　 俺もあの時、あの場所で聞いていた

沖田「僕なんかどうでもいい…（人１）ちゃんの方が！」

土方「いい加減にしろ！足手まといはごめんだ…」

　 わかってるさ…

　 お前は足手まといなんかじゃねぇ

　 よくわかってる…でもここでお前を無理させて倒れさせるわけにはいかねぇんだ

土方「それに、（人１）の目が覚めたときお前がいなくてどうする？」

沖田「え？」

土方「（人１）は大切な恋人だろう？」

　 （人１）の浮かれようをみてたらわかる

　 俺も（人１）が好きだったからな

土方「（人１）の傍にいてやれるのはお前だけだ、総司」

沖田「わかりました。風間を絶対に連れてきてくださいね」

土方「任せろ」

　 俺達が必ず…！

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