55話 ページ19
(風間side)
道端で死に掛けている人間を見つけた
鬼が人間を助けるなど馬鹿な事だと思ったが助けた
その人間は七瀬(人1)、女だった
話の中で俺が鬼だということ、(人1)が労咳だという事
お互いに話した
大抵の人間は鬼を拒絶する、なのに
貴方「私はそんな風に嫌ったり傷つけたりしない。
それに命の恩人を受け入れずに拒絶するほど非道じゃないんでね」(ニコ
最後に『ありがとう』と礼を言う(人1)
こいつは他の人間とは違うと思った
風間「お前の様な人間は初めてだ。身体の調子が良くなるまでここにいるといい」
貴方「本当にいいんですか!?」
風間「あぁ。あと俺の事は千景でいいし、敬語を使う必要もない」
貴方「わかった。千景、これからよろしくね!私の事は(人1)でいいよ!」
(人1)、俺を初めて受け入れた人間
・
・
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(人1)が来てしばらく経った頃
貴方「千景って好きな人とかっていないの?」
風間「(人1)、お前は何故いきなりそういうことを言う?」
貴方「だって気になるから」
風間「そんな者はいない。鬼は鬼で婚約をしなければならない」
貴方「鬼、鬼って…本当に好きな人と結婚すればいいじゃん」
まったくこいつは…
風間「かと言って人間とするわけにもいかないだろう」
貴方「ん〜、心の底から好きならいいんじゃない?」
人間で心の底から愛せる者など
風間「ならば俺が好きな相手ならいいんだな?」
貴方「うん」
風間「ならば俺と結婚しよう」
貴方「うん。……え!?」
風間「何だ、その反応は」
そんなに驚く事を言った覚えはないが
貴方「だからそこで何で私なの?」
風間「人間で心から愛せる者など、お前しかいない」
貴方「んな事言われても…。じゃあこうしよう!」
(人1)は少し楽しそうに話し出した
貴方「千景は鬼でしょ。だからこの先、女鬼に会えなかったら私が結婚みたいな?」
風間「女鬼などそうそう生まれてこない」
可能性があるとすれば、鈴鹿家か雪村家だが
貴方「でもこんな私と結婚するよりいいでしょ」
風間「確かに女鬼と結婚し、子孫を残す事は大切な事だが…」
貴方「私は千景の事が嫌いって言ってる訳じゃないんだから、それで決まりね♪」
風間「……いいだろう。だが俺はお前を諦めんからな(微笑)」
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魅桜 - PS 全作面白かったです!これからも頑張ってください!(´∀`)♪ (2015年9月22日 13時) (レス) id: 165204335a (このIDを非表示/違反報告)
魅桜 - はじめまして!柚さんの小説全作読ませて頂きました!私は6年で今年受験生です!志望校受かれる様に頑張ります! (2015年9月22日 13時) (レス) id: 165204335a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - PS、コメント遅くなってしまってすみません。 本当にお疲れ様でした! (2015年2月8日 23時) (レス) id: ab78ae41b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - お久しぶりです!そして、お疲れ様でした!!!最後の番外編も含めとても面白かったです!!!受験、大変だと思いますが、頑張ってください。そして、それが終わったらこれの続きも読みたいです。笑合格発表楽しみにしてます。 (返信不要です。) (2015年2月8日 23時) (レス) id: ab78ae41b7 (このIDを非表示/違反報告)
M - 今晩は~(*´∀`)了解しました(^-^ゞ受験勉強、頑張って下さい!!私も、去年は終われていました( ̄▽ ̄;)苦しかったですねぇ…。 ゆっくりして行ってください♪ (2014年12月29日 22時) (レス) id: 7f80429ab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紬 | 作成日時:2014年11月23日 9時