【薄桜鬼】 最期の刻を貴方たちと共に・・・【余命】 Ｐａｒｔ ２

３７話 ページ1

(貴方side)

土方「大事な話って何だ？」

貴方「私に何か隠してる事無い？」

　 千景が来たって時から皆の様子が少しおかしい

　 まさか、千景に何か言われたの…？

貴方「隠してるならちゃんと言って欲しくて…」

　 こんな風に言っても無理かな…？

土方「隠してるつもりは無かったんだが、お前には言わなきゃだよな」

　 言ってくれるんだ…

土方「風間がこの前来た時、俺達にこう言ったんだ。
　 運が良ければ風間がお前の事を助けてやれるかも…ってな。」

貴方「千景が私を…？」

土方「あぁ。本当か分からなかったからお前にはまだ話すべきじゃねぇと思ってな」

　 そうだったんだ…

貴方「多分だけど千景は本気だよ。昔からそうなの…」

　 私が大変なときは自分の立場なんて関係なく動いてくれる

　 本当に助かるかも知れないなら千景に頼りたい…

土方「俺は風間の事が信用出来る訳じゃないが、お前が助かるなら風間を信じる」

貴方「トシ…。教えてくれてありがとう」

　 言ってもらえなかったら生きる事に少ししか希望が持てなかった

　 でも今は希望がある

　 普通の人間だったら治すのは無理かもしれない

　 だけど千景は鬼だ…

貴方「私、千景に今度会いにいくよ」

土方「１人でか？」

貴方「うん。今は体調が完璧なわけじゃないから無理だけど、元気になったら」

土方「そうか…。俺達にもできる事があったらやる。だからいつでも頼れ」

　 トシ・・・

貴方「トシがかっこよく見える。何かすごくムカつく」

土方「てめぇ喧嘩売ってんのか？」

貴方「あいにく喧嘩は売ってはおりませ〜ん！ただ馬鹿にしてるだけでございますｗ」

土方「それを売ってるって言うんだよ！」

貴方「あははｗｗ話してくれてありがと！ じゃあね、鬼方歳三！」

土方「てめぇ（人１）、この野郎！」

　 本当にかっこいいよ

　 私にとってトシは、お兄ちゃんみたいなんだよね

　 俳句は下手くそすぎるけどｗ

貴方「それにしても千景、労咳なんてどうやって治すつもりなんだろう…」

　 鬼やり方で治すって事でしょ？

　 鬼って言えば千鶴も鬼なんだっけ…

　 千鶴は自分が鬼だって事知らないんだよね

　 千鶴を巻き込んだりするつもりならそれは嫌だなぁ

貴方「千景のことだからら心配だなぁ」

　 でも助かる術があるなら頑張って生きないとね…！！

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