episode3 ページ3
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｢お待たせしたっす〜！白玉ぜんざい抹茶パフェ
になるっす。
注文、以上でお揃いでしょうか？どうぞごゆっ
くり〜｣
届いた白玉ぜんざい抹茶パフェに歓喜しながら
届けてくれたグレーの髪の店員さんにお礼を言
い、早速食べ始める
｢いっただっきま〜す♪
んぅ〜 おいひぃ〜♪｣
やっぱり暑い日はこれに限るよね
｢なっはは！お客さん、すっごく美味しそうに食
べるっすね〜♪｣
｢ヒトって美味しいモノ食べれば誰だってそんな
顔しますよぉ おに〜さん｣
｢おに〜さんも大変ですねぇ…こんな真っ昼間か
ら厨房立ったりウェイターさんみたいなことし
たり…｣
｢まぁ、自分が生きるためっすからね〜
それに、ここだとたまに余ったもの貰えたりす
るんで割と助かってたりするんすよ〜｣
それに、ここならお腹が空いても匂いでどうに
かなるっすから！！と元気良く言うおに〜さん
に若干首を傾げつつそうですか〜と相槌を打つ
人も少ない時間帯だし、私だけ座ってパフェを
食べてるのにおに〜さんだけ立ち話させるのも
なんだったので、少し我が儘を言い目の前の席
に座ってもらった
店長曰く、おに〜さんはこれから休憩時間にす
るからどうぞとのことだった
｢何だか余計なことしちゃったかなぁ…ごめんな
さい｣
｢気にしなくて良いっすよ！僕もちょっとお腹空
いてきちゃってたから良かったっす！｣
｢ふ〜ん…あ、じゃあ何か好きなもの奢りますよ｣
｢え！？さ、流石に年下の…しかも女の子に払っ
てもらう訳には…｣
｢お話に付き合ってもらうんだからこれくらい当
然ですよ〜♪｣
そういえばじゃあ遠慮無くっ！と瞳を輝かせて
頼み始めた
遠慮されちゃったらこっちもちょっと気を使っ
ちゃうから良かった〜
………に、しても
｢あ、あとオムライスと…ハンバーグも捨てがた
いっすね〜｣
｢あ、こっちのサラダも欲しいっすね！｣
｢食後のデザートにも〜｣
よく食べるおに〜さんだなぁ…
｢おに〜さん、沢山食べるんですねぇ
私よりもよっぽど幸せそうに食べてますよぉ〜｣
ほっぺたにも若干ケチャップとか付いてますし
〜と笑いながら伝えればハッとした顔ですみま
せんと言われてしまった
別に全然良いのに…
｢奢るって言ったし気にしないでくださいよぉ｣
あ、嬉しそうにしてくれた
続く
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作者名：黄泉 | 作成日時：2020年5月14日 3時
