学園松 (ページ24) - 小説/夢小説

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:14,129 hit

チョロ松ページ24

･

そのうち、ビーカーの中の花がパステルカラーからピンクへと変わる。

「綺麗…」

思わずこぼれた言葉に、先輩は顔をほころばせた。

そのままピンク色になった花を数本取ると、近くに置いてあった白い紐でまとめた。

「わぁっ！花束みたいですね！」

感激の声を上げるが、先輩は何も言わない。

はしゃぎすぎてしまったのかと思って、不安に思っているとそっと花束を差し出された。

「え？」

チョロ松「これ、僕の気持ちだから…何も言わずに受け取って欲しい…」

先輩の気持ちって…何だろう？

よく見ると、先輩の顔が赤い。

「えっと…気持ちって？」

チョロ松「…この花は、リナリア」

「リナリア…？」

聞きなれない言葉に、首を傾げる。

チョロ松「…リナリアの花言葉。それが、僕の気持ちだから…」

「それって、どういう花言葉の意味ですか？」

チョロ松「…この花の花言葉…知りたい？」

「はい…」

チョロ松「…やっぱり、恥ずかしいから教えられない」

「ええ！？」

チョロ松「後で調べてみて…」

そう言い先輩は、赤くなった顔を隠す様にそっぽを向いてしまった。

少し、気恥ずかしくなった私は

「あ、えっと…じゃあそろそろ帰りますね…」

チョロ松「うん。気をつけてね」

何となくお互い顔が赤いまま

鞄を持ち少し迷ったあとリナリアの花束も持って教室から出た。

そのまま、学校の近くから出てるバスに飛び乗った。

バスに揺られていると

ふと、手に持っているリナリアの花が目に入り何となく花言葉を調べてみる。

「リナリア…花言葉…っと…」

先輩とは、塾が同じで学校でもよく話すようになって

とても頭が良く、勉強も教えてくれて優しくて

私にとっては頼れる先輩で…

なんて考えながらキーボードを打ち、検索結果を眺めていたが

ある文字を見た私はいっきに顔が赤くなった。

リナリア花言葉

【この恋に気づいて】

❁チョロ松END❁

ーーーーーーーーーーーーーーーー

どうしてもこの花言葉を使いたくて、リナリアを選びました！

花言葉とかは、単にネットで検索して見つけただけなのでもしかしたら正式な意味とかは違うかもしれませんが…！

文才が無いので最後、よく分からなくなってると思います…すみません(ＴＴ)