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reckon:83⇒実渕Side ページ12

貴:「そう言えば今何時ですか?」



首をかしげて聞かれたので携帯の時間をみる。

時間は11時を回っていた。



実:「11時ね。」



貴:「なら外に出ましょう。」



実:「もう夜中よ?」




貴:「ベランダですよ。

あ…──…でも電気は消してくださいね。」




言われるまま電気を消してベランダに出る。

Aちゃんは空を見上げて笑っていた。



貴:「玲央先輩、見てください。」



指を指す方向をみると新月の夜空は沢山の星で煌めいていた。

大きな川のように見える。



実:「天ノ川…。」



貴:「英語読みだとMilky Wayです。

響きが美味しそうですよね。」



クスリと笑う姿。

昔みたいに無邪気さも変わってない貴女は、まるで…───。



実:「天ノ川みたいね。」



貴:「へ?」




実:「あ…深い意味はないの…///

ただ貴女が昔と変わらなかったから。」




貴:「そうですかね?」



実:「うん。

いい意味で…ね?」




星のわずかな光に浴びている黒髪はこの世の物よりも遥かに美しくて、看取れてしまうほどだ。




貴:「先輩が言うなら…──。

そろそろ時間ですね…。
先輩、もう一回上を見てください。

あれが見えますよ」



実:「ん…?」




言われるままそのまま夜空を見上げると流れて消える星。

呆気なく、儚く、美しく流れる星。



実:「流星群…!!」



貴:「今日は流星群が見える日なんですよ。

前々から予報されて…雲がかかってなくてよかった。」



実:「綺麗ね…。」



貴:「晴れて欲しいと願ったら叶いました。

よかった…。」




実:「どうして?」



貴:「だって…───。」



じっと見つめる薄紫は暗闇でも光って見える。

不思議と濃さが増していた。









貴:「玲央先輩と見てみたかったからですよ。

僕にできることなんてこんなことぐらいだし…。

あとは…一人で見るより綺麗ですから。」



実:「そうね…───。」




口許を緩め空を見上げる。

星なんて興味も欠片もなかった。



でも今は…──。





実:「Aちゃん、あの星は?」



貴:「あれは、蠍座です。」



実:「蠍座なの?」



貴:「あれはわかりますよね。」



実:「夏の第三角形ね。」





すごく好きになった。






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月影 炎虎(プロフ) - 皆様→無事に帰ってまいました!!! 一旦大学受験も終われて死にかけもしましたがなんとか生きてます!!← 本当に待たせてすいません…(泣) これからもじみながらに頑張っていきます!!のでよろしくお願いします!! (2013年6月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 2666233967 (このIDを非表示/違反報告)
真哉(プロフ) - おかえりなさい!待ってましたー^ ^ (2013年5月18日 16時) (レス) id: 4cf147e51d (このIDを非表示/違反報告)
そらこ@ストレス(プロフ) - もと空豆子です。おかえりなさいです!! ヽ(*´▽)ノ♪ (2013年5月14日 21時) (レス) id: 649d6b6113 (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ(プロフ) - いつまでも待つんでがんばってください (2013年5月10日 18時) (レス) id: 3587c4e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
クマたん.(プロフ) - ずーっと待ってますから!応援してます! (2013年4月30日 22時) (レス) id: 1725d90f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月影 炎虎 | 作成日時:2013年1月22日 19時

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