reckon:82⇒貴女Side ページ11
はじめて…他人に祝ってもらった…。
額に触れてみる。
そう言えば額に何かされたけどあれってなんだろうなぁ…。
……いいか…。
でも久しぶりだな。
こうやって人に誕生日を祝ってもらえるのは…//
実:「でもプレゼントが無いからね…明日買いにいこうか?」
貴:「僕は…──…いいです。」
実:「え?」
貴:「プレゼントは要りません。
だって玲央先輩に祝ってもらえたから…それで十分です。
今までのプレゼントよりも…ずっと嬉しいです!!」
実:「…Aちゃん。
そうね。
じゃあ、ケーキは後日、洛山のみんなで祝いましょ?」
貴:「そうですね。」
実:「でも何か渡したいわ…プレゼント。
そうね…──…あ、そうだ。」
机に向かってゴソゴソとし始める玲央先輩。
どうしたんだろう…?
するとスタスタと帰ってきた。
実:「両手をだして目を瞑ってもらえるかしら?」
貴:「…?」
言われるままに目を瞑り、両手を出す。
するとなにかにおおわれたような感じに…───。
布…?
実:「目をあけていいわよ。」
玲央先輩の言葉を合図に瞼を開いた。
貴:「これって…?」
実:「リストバンド。
今はこれしかなくて…。
よかったらもらって?」
真新しいリストバンド。
鮮やかな水色の…だ。
貴:「でも玲央先輩のじゃ……。」
実:「うん。
けど使い機会がなくてね…こんなのでよければ…。」
貴:「嬉しいです!!
ありがとうございます!!
……そうだ。」
僕は右手のリストバンドをはずして玲央先輩の左手につける。
これでいい。
貴:「お揃いです。」
実:「でもこれ…。」
貴:「先輩とお揃いにしたくて…。
駄目だったですか?」
実:「逆にいいの?」
貴:「はい。
だって…───。」
フワリとした感覚で僕なりの笑顔。
口許をあげて笑った。
貴:「玲央先輩だから。」
優しくて、頼もしくて、ちょっと乙女チックで、でもカッコいい先輩だから僕は…───。
今年の誕生日が幸せと感じたのです。
貴方と出会えて本当によかった。
貴方と出会えたキセキに感謝を込めて。
貴:「ありがとう。」
・
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月影 炎虎(プロフ) - 皆様→無事に帰ってまいました!!! 一旦大学受験も終われて死にかけもしましたがなんとか生きてます!!← 本当に待たせてすいません…(泣) これからもじみながらに頑張っていきます!!のでよろしくお願いします!! (2013年6月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 2666233967 (このIDを非表示/違反報告)
真哉(プロフ) - おかえりなさい!待ってましたー^ ^ (2013年5月18日 16時) (レス) id: 4cf147e51d (このIDを非表示/違反報告)
そらこ@ストレス(プロフ) - もと空豆子です。おかえりなさいです!! ヽ(*´▽)ノ♪ (2013年5月14日 21時) (レス) id: 649d6b6113 (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ(プロフ) - いつまでも待つんでがんばってください (2013年5月10日 18時) (レス) id: 3587c4e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
クマたん.(プロフ) - ずーっと待ってますから!応援してます! (2013年4月30日 22時) (レス) id: 1725d90f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月影 炎虎 | 作成日時:2013年1月22日 19時