検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:261,614 hit

第3話 ページ5

お風呂からあがり

髪を緩く乾かす

少し濡れているが気にしない

その方がきくでしょ

貴「領主様は何処です?」

近くを歩いていた

召使いに聞く

召使「本日はまだ、領主様を見ていません」

まだ部屋にいるのかしら?

貴「ありがとう。もう行っていいですわ」

そう言うと召使いは

私に頭を下げ歩いていった

珠「まだ部屋にいますよ、姫様」

貴「そうなのです?」

珠「最初から、私に聞けばいいじゃないですか」

貴「この家の者とも仲良くしなくちゃ…ね」

そこで会話は途切れて

ジャミル様の部屋を目指す

向かっている途中で

ジャ「A!」

探していた相手に呼び止められた

貴「領主様…どうなさいましたか?」

少し頬を染めながら聞く

ジャ「いや…昨日の夜、なにか…あった…?」

期待するような顔で聞いてくる

貴「昨日の…夜、ですか…」

ジャミル様から目を逸らし

顔を隠すように袖を引っ張る

貴「領主様は、覚えていないのですか…?」

涙声で問いかけると

ジャ「いっ、いや!覚えているさ!」

と目を見開きながら言ってきた

貴「昨日の夜はとても…楽しかったです。」

追い討ちをかけるように

目に涙をためながら

にこりと微笑む

ここまでくれば勘違いも面白い

昨日は酒に酔いつぶれて寝てただけなのに

ジャ「っ…じゃ、じゃあ僕は仕事をしてくるよ」

にやけた顔を必死でこらえて

私に手を振り来た道を戻って行った

貴「ふふっ…面白い人ね」

思わず笑いがこみ上げてくる

珠「あんなに簡単に騙されるとは…ある意味予想外でしたね」

珠来もくすくすと笑っている

貴「珠来、外に行きましょう。まちなみが見てみたいの」

珠「かしこまりました、姫様」

第4話→←第2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
設定タグ:マギ , 練家 , 煌帝国   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

爾ャ亜(プロフ) - 緋影さん» 教えて頂き、ありがとうございます。(。_。*) (2016年4月1日 8時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
緋影(プロフ) - 10話の主人公さんのセリフが「泊まるます」になってますよ (2016年4月1日 8時) (レス) id: 4e6f070ce6 (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます。とっても嬉しいです(σ*´∀`) (2014年8月18日 22時) (レス) id: 6b7626265d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 面白いです!頑張って下さい! (2014年8月18日 19時) (レス) id: a683f4a2d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:爾ャ亜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年8月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。