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可愛いが24つ ページ25

海崎side



当日



部活終了後の今から、作戦開始だ



二人きりで、水道にいる今がチャンス



ここの制服を着させスタンバイさせておいた彼女がもうすぐ来る時間



自然に緩んでしまう口元を
気付かれないように隠しながら
隣にいる西條を見る




なんか、俺が近づくたびに
怯えるような素振りを見せるが
今の俺はそれに気にすることはなかった



こいつを潰せることだけが、頭のなかを支配し
これからの生活を夢描いていたから



多分...




これが大きな間違いだったんだ




『彼女来ない理由分かる?』




水道を止め、タオルで手を拭きながらそういった西條



いったい何をいい始めたのかわからない



今まで怯えていたような表情が一気に
あの時
本性を出したときに戻った




「誰のこといってんだ...は、なんで..」



そこでふと、気付く
何で知ってるんだよ



誰のことを指して言っているのかすぐに分かった



でも、なんで、どうして



汗が一筋流れる



夏の暑さのせいではなく焦り




『いま、祥吾が相手してくれてるよ。彼女、割と誰でもいいんだね。甘い言葉かけたらすぐに寝返って』





裏切られた



柊さんを捨てたように、俺も灰崎に捨てられたのだと
理解するのにそう時間はかからなかった





どうする、どうする




失敗するなんて、灰崎が裏切るなんて思ってもいなかったから




突然、西條が自分の服を思いっきりひっぱり破る



俺に襲われたように見せかけるための
作戦だと



俺が彼女にさせようと思っていた事だったから



察した




『これでゲームオーバ。君の敗けだよ』




やめろ





『涼太のことは任せて、安心して何処かに消えてね』




やめろっ




『さぁて、涼太との友情はどんなものか見ものだねぇ、まぁそんなもの一瞬で消え去るんじゃない?』



ガッ!!




左頬を手で押さえながら俯く西條の破れた服を掴み馬乗り状態になった俺




手を出したらダメだと、頭のなかでは分かっていたけれど




短気な自分は止められなかった




『やっぱり、扱いやすいね。』




バイバイ______




『助けてっ!!!嫌っ!!誰かっ!!』




助けを求める声が

蝉の声しか聞こえない静かな空間に




響き渡った

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設定タグ:黒子のバスケ , 悪男主 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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fumi(プロフ) - ととさん» ありがとうございます!!これからも応援お願いします! (2019年9月23日 21時) (レス) id: 2d2025294d (このIDを非表示/違反報告)
とと - 面白いです!更新、頑張ってください!! (2019年9月18日 17時) (レス) id: c762306e8d (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - 千秋さん» あ、ありがとうございます!そういってもらえてとても嬉しいです(泣)頑張りますっ (2019年6月10日 20時) (レス) id: 2d2025294d (このIDを非表示/違反報告)
千秋 - 面白いです!更新頑張ってください!^^応援しています (2019年6月9日 17時) (レス) id: 7fb4496ab8 (このIDを非表示/違反報告)
fumi(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 今は予定は無いですが、いつか書いて見たいと思っています!コメントありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 2d2025294d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fumi | 作成日時:2019年1月30日 21時

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