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5.相談2 ページ6
＊一松＊
「どうすればいい？」
『……それが一松の
本当の気持ちなの？』
「だ…、だからっ！
俺は……」
［本当の］
［本当の俺は］
「本当は、…本当は
ただ許してほしい……、
アイツを…、カラ松を
好きでいるのを……、っ。」
ジャリ……
「はっ！？」
後ろにはカラ松の姿が
あった。
「っ…か、ら…、」
どうして？
カラ松が……
「まっ……」
ここに？
「ちがっ、ちがう……」
聞かれた？
今のどこから聞いて……
「ちがう はあっ…、
ちがう、ちがう。あぁっ…、」
ずっと秘密にしてきたのに
「ちがうっ…あっ、…」
引かれる
軽蔑される
どうしよう
「ああっ…、っ」
どうしようーーー
「一松。今のは
本当なのか……？」
ドクンッ
心臓が大きく鳴った
気がした。
ああ。
これじゃあ
兄弟にだってーーーー
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