6.高校時代 ページ7
ーーーー高校時代。
6つ子はもちろん
高校時代があった。
青塚高等学校に通っていた。
クラスはおそ松、チョロ松、
十四松、トド松がC組。
カラ松と一松はD組だった。
キーンコーンカーンコーン
ここは、D組。
「せんせー、チャイム鳴ったよー」
「購買争奪戦行かなきゃー」
「ああ、はい。では、
推薦による賛成多数で
学級委員は松野に決定な」
「「「はーい」」」
誰もが賛成だった。
「じゃあ、決まらなかった
環境美化委員は明日決める
から、やりたい人は
考えておくこと」
＊一松＊
はぁ〜〜〜〜〜
学校爆発しねえかなぁ。
何が『先生、学級委員は
松野がいいと思いまーす、
あ、マスクの方ww』
だよKSが氏ね
丁度一松は風邪気味で
マスクをしていた。
D組には「松野一松」と
「松野カラ松」がいる。
喋らないと思って
簡単に面倒ごと押し付け
られると思って…
まぁ、そうなんだけど。
俺みたいなゴミに大役
押し付けた奴、ツケ5億倍に
なって降りかかれバーカ
高校に入ったらメンバーが
変わるし友達くらい
できるかとか思ってたけど
そんなに上手くいく人生なら
詰まないっつーーーーーの
「はぁ……」
「いちまああああつ！」
「？」
「はあっ、一緒に帰ろう！」
カラ松だった。
走ってきたのだろうか。
息が切れている。
「…追いかけてきたの？」
「ふん…運命がここへ
導いて貰っただけさ……」
「？」
クラスは違うが兄弟みんな
同じ高校に行けたのが
唯一の救いだな。
「〜で、演劇部に入部したんだ！
そうだ、十四松の奴も野球部に…
それで。」
「え？」
「一松。お前は良かったのか？」
「…」
「学級委員だよ お前、本当は
やりたくないんじゃなかったのか？」
「別にそんなことないよ……」
いや、そんなことこれぽっちも
思ってないのだが。
「いちまぁ〜つ？
己のハートに嘘をつくのは
だめだぁ〜〜
お前の本心をオレの真心に
アタックしてみるんだぁ。」
！
「俺の…本心？
だっ、から…大丈夫だって…」
変に嫌だって言って
空気悪くする方が……
それの方が一番平和だよ。
黙って言いなりになって
おけば至極簡単に丸く
収まるのだから。
「…？そうか。ならいい」
だって、本心言ったら皆んなに
失望されるよ。
ただてさえ面倒くさい人間なのに
空気読めない奴になってしまう。
あ、ーー呆れられたかな。
「、っ。カラm…」
「よし！」
「！？」
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