習様の？ ページ30
A:……あー、顔が緩みそう
彼女は顔を抑えながら上を向いて
路地裏にしゃがみこんでいた
帰ろうと思うとなんだか疲れが一気にきた
A: ……はぁ、……帰りたいのに、なに？
カナエ: ………貴女、習様のなんですか
カナエはさっきと違う言葉づかいに少し腹が立っているよう
あのあとカナエは彼女を追いかけてきていたみたいだった
A: 月山はいーたーのー？
彼女は顔をおさえたまま、まだしゃがんでいる
カナエ: ………いませんでしたよ
A: そう
カナエがだんだん彼女に近づいてきた
A: …今疲れてるの、こないで
彼女は顔を見られたくなくて顔を下にし
さらに体を丸くおさめた
カナエは彼女のすぐ横に立ち止まった
A: ねぇ、私に何の用があるの
ぐっ
A: ちょっ！！！やっ……！！！
カナエが彼女の髪の毛をひっぱり顔を上に向かせた
彼女の顔は別人に変わっていた
カナエ: …………え、
A: ………
彼女は化けるのを保てなくて顔が素顔になってしまっていた
カナエ: …貴女は、うぐっ！！！！
彼女は素早くたちあがり下からカナエの腹を蹴り上げた
油断してたカナエは蹴られた勢いで飛ばされてしまった
A : (見られた、私の顔が、見られた最悪、見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた……………………)
彼女は上に飛び建物の間を渡って行きながらにげた
カナエ:…………習様、いったいあの方はいったい…
カナエはその場で立ちすくんでいた
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猫雪甘音 - 人肉ハンバーグいいですね!!今度やってみます。 (2016年8月13日 18時) (携帯から) (
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作者名：ほっちまん | 作成日時：2016年3月7日 3時
