好感度UPからの忍者生活 [カカシ] (ページ36)

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80話ページ36

ニヤリと笑ったサスケは、片腕にまかれた紐の留め具を一つ外す。

サクラ「ムダに遅れて来た訳じゃないってどういう意味よ！？」

カカシ「んー？聞きたい？」

どーせ、言わないでしょと思いながら見てると案の定、“黙ってアイツを見てろ”と言った。

サスケは、後ろに下がるとチャクラを足に集めて壁に垂直になってしゃがんだ。
そして、印を組み下につき出した腕をもう片方の手で掴む。

あの印、あの構え方は…！

A「お前！アレは…」

[チチッ…バチィッ]

瞬間、サスケの手にチャクラが見えるほどに集まった。

ガイ「ま、まさか…アレは！」

カカシ「俺がサスケの修業についたのは、アイツが…俺と似たタイプだったからだ。」

サスケは笑うと、駆け出した。
壁を削る、腕はチッチッと音を響かせている。

ガイ「肉体活性！？…そうか、だから体術ばかりを鍛え…スピードを飛躍的に高めたのか！」

喋ってる間にも、音はどんどん大きくなりサスケの動きは速くなる。

サクラ「何なのあの技…！？それに凄い音が…。」

ガイ「“ただ”の突き…しかし木の葉の技師コピー忍者、カカシ唯一のオリジナル技。」

＿＿暗殺用のとっておきの技。
その突きの極意…それはスピードと膨大なチャクラを生む肉体活性。
その二つがあいまって、チッチッと千もの鳥の地鳴きにも似た独特な攻撃音を奏でる。
よって、この技はこう呼ばれた…
　 “千鳥”

ガイの説明が、終わるか終わらないかのタイミングでサスケの腕が我愛羅の砂の防御を貫通した。