75話 ページ30
ナルト「ハアアアア！！」
ゾクリ…と寒気がする。
このチャクラは九尾のモノで間違いない。
ナルト「行くぞ！！」
ナルトから、出てくる九本の尾の様なモノがナルトに巻き付いていく。
瞬間、ナルトは地面を蹴りあげネジの背後に回り手裏剣を投げる。
ネジはそれを、回天で止め手裏剣をナルトに投げ返した。
カッと音がして、刺さったのはナルトではなく壁。
ナルトのスピードは、九尾のチャクラによって格段に上がっていた。
ナルト「お前、接近戦には自信があんだろ！？」
ナルトはネジに向かって駆け出す。
ナルト「日向の憎しみの運命だか、なんだか知んねーがな！お前がムリだっーなら、もう何もしなくていい！！」
ネジはとっさに回天をし、ナルトの突進から身を守ろうとする。
ナルト「俺が火影になってから日向を変えてやるよぉ！！」
[ズガァン]
ナルトとネジは、ぶつかり煙が立ち込める。
煙の中から、二つの影が出てきて地面に落ちた。
煙が晴れていき、二つの穴が見える。
これのどちらかにナルトがいて、出てきた方が勝ち…。
片方の穴から手が出てくる。
皆がその穴に注目する中、出てきたのは＿＿＿ネジ。
もう片方の穴には、倒れたナルトがいた。
ネジは、ナルトの方に近づく。
A「ん…？」
ネジが下を見て驚いた表情を見せ、吹っ飛んだ。
穴の中で倒れていたナルトはボンッと消え、穴の底にまた穴が見える。
＿＿この、穴からネジの下まで進んでいき地面から攻撃を仕掛けたのだ。
「勝者！うずまきナルト！！」
パチパチと、拍手の音が響き大歓声へと変わっていった。
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作者名：エビ猫 | 作成日時：2018年7月9日 19時
