好感度UPからの忍者生活 [カカシ] (ページ20)

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65話ページ20

女性の視線が、コチラに全て集まる。

後輩「いやぁ、こんな所で会うなんて思いませんでしたよ！」

団子を口に含み、ニコリと笑っている。

段差でこけた私を助けてくれた後輩に連れられて来たのは、甘味屋さん。

朝の事もあって、食欲はない。
それ所か、少しでも早く後輩から離れたい。

かといって、助けてもらったのにすぐこの場から去るのも失礼。
カカシに来てもらうのが一番、良いがサスケの修行中。
そもそも、カカシは多分甘いものがそんなに好きじゃなかったと思う。

後輩「先輩は食べないんですか？」

これまた、爽やかな笑顔でコチラに問いかけてきた。

周りの女性は頬を赤く染め、コチラを…いや後輩を見ている。

A「うーん…食欲がないんだよね。」

平然に。

A「あと、これから下忍の修行相手に行かなきゃだし。」

バレないように。

A「今日の所は、帰らしてもらうね…また今度、お礼はするから。」

このまま、店を出て。

後輩「……え？先輩って下忍担当なんかしてましたっけ？」

何か、言い訳を…。

A「カカシに頼まれててね。」

後輩がコチラを見る。

後輩「…ふ～ん、そうですか。じゃあ、また今度！」

軽く手を降って、店を出た。
汗を酷くかいていたらしく、服が汗でびっしょりになっている。

このまま。

カカシの元へ。

力の入らない足を無理矢理、動かして走った。