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62話 ページ17
カカシside
後輩「カカシ…さんですね！よろしくお願いします！」
ニコッと笑う若い男を見る。
突然、Aに抱きついたコイツは後輩というらしい。
風で時おりなびく茶髪は、サラサラと揺れており笑顔の似合う整った顔立ちをしている。
服は派手、いかにも“若者”って感じ。
それより、さっきの“カカシ”と“さん”の間は何だったのだろうか。
そもそも、先輩の目の前で女に抱きつくか！？別に、先輩だからと威張る気はないが失礼にも程がある。
そして、コイツの目。
初めて会ったときも、Aの頬の傷を俺の仕業と勘違いしたときも、敵対視するような目だった。
まぁ、恐らくAに恋心を抱いているのだろう。
そして、俺に嫉妬…。
別に俺はAに恋心を抱いたりはしてないが、流石にコイツの態度には少しムカついた。
そして、気になったのがアイツが帰った後のAはやけに顔色が悪かった。
さっきの態度といい、Aの表情といい…
＿＿後輩、あまり先輩を怒らせないほうがいいぞ？
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作者名：エビ猫 | 作成日時：2018年7月9日 19時
