好感度UPからの忍者生活 [カカシ] (ページ16)

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61話ページ16

カカシ「ふ～ん…後輩君ね～。」

後輩「カカシ…さんですね！よろしくお願いします！」

二人共、笑顔なのだが笑顔じゃない。
とにかくこの場から離れたいが、カカシにサクラの事を伝えなければいけない。

A「カカシ、サクラが…」
後輩「あぁ！どうしたんですか！？その頬！！」

突然、後輩が私のマフラーをつかんで下ろす。
頬…再不斬との戦いで出来た火傷の跡。

後輩「どこで、こんなのこしらえてきたんですか！？」

A「いやーま、ちょっとね。」

後輩がハッとした表情をしたかと思えば、キッとカカシを睨む。

後輩「…俺、知ってますよ？カカシさんと先輩が、よくケンカしてるの…。噂になってますもん。」

どうやら、カカシを疑っているらしい。

カカシ「初対面でそれはないでしょーよ。」

A「違うからさ、カカシはなんもやってないから！」

な、な？となんとか誤解をとくがカカシを見る後輩の視線は冷たいままだ。

後輩「…なんてね！冗談ですよ！スミマセンね、睨んじゃって！」

かと思えば、ニコッと笑う。

後輩「まぁ、変な噂を流されるような行動は控えた方がいいですよ？じゃあ…俺、用事あるんで！」

バイバーイと後輩がニコニコと笑って、手をふっている。

カカシ「…A？顔色悪いぞ？」

カカシの言葉に冷や汗が頬を伝っている事に気づいた。

＿＿＿後輩…何で、頬の傷に気づいたんだ？
マフラー越しに気づかれた事は一度もないのに。