48話 ページ2
「オイ…いの！」
ナルト「サクラちゃん、大丈夫かーっ！？」
サクラといのが運ばれるなり、ワラワラと子供達が集まってくる。
A「30分くらいで目が覚めるから大丈夫だよ。」
ギャーギャー騒ぐ子供達を宥めていると、ポツリとアスマが呟く。
アスマ「しかし…驚いたな。」
カカシ「あぁ…ナルトとサスケはともかく、あの頼りなかったサクラまで…こんなに成長してるとはな。色々あったけど中忍試験に出して良かったと心から思ってるよ。」
サクラといの の戦いも終わり、第五回戦。
ハヤテ「第五回戦 テンテン対テマリ 前へ……開始！」
辺りに散らばった武器の数々。
一人、立っているテマリの持つ扇子の上には気を失ったテンテンがいた。
ハヤテ「第五回戦 勝者テマリ！」
ニヤリとテマリが笑っていたのが見える。
A「(何かやらかすぞ。)」
地面を蹴りあげると、同時にテマリが扇子を降りかざす。
A「んぉ？」
横に一瞬、人影が見えたような気がし、それが見間違えでは無いと気づいたときには目の前にテンテンを抱えた少年がいた。
テマリ「ナイスキャッチ。」
「何するんです！それが死力を尽くした相手にする事ですか！」
テマリ「うるせーな…とっとと、そのヘッポコ連れて退がれよ！」
少年の目が鋭くなる。
やり返しでもするのだろう。さすがにこれを止めなかったら、来た意味が無いし恥ずかしい。
地面を蹴りあげ、足を降りかざす少年の腕を掴み後ろに投げる。
「ぐぇふ！？」
突然の事で着地が出来なかった少年の口から、謎の声が漏れた。
ガイ「やめろ、リー！」
リー「…ガイ先生！」
悔しそうに、拳が震えているのを見たガイは溜め息を吐くと、リーの肩に手を置いた。
ガイ「砂の諸君…一言忠告しておきたいが、いいかな…この子は強いよ…覚悟した方がいい。」
砂の国との、もめ合いも一段落つきナルト達の方へ戻ると、カカシがニヤついている。
A「………何？」
カカシ「ん〜？出番取られちゃったねって思って。」
ニヤつくカカシにクナイを投げようとしたが、カカシの「クナイの投げ合いなんかしたら騒ぎになるぞ。」というごもっともな言葉にクナイをしまう事となった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エビ猫 | 作成日時：2018年7月9日 19時
