喰種 27 ページ30
貴方side
走って、走って、走って。
暗い路地を駆け抜けて。
迷いながらも駆け抜けて。
駆け抜けた先に、絶望しか無いと知っていて。
＿＿＿＿＿＿＿知っていて、なお走り。
・
そして、
・
駆け抜けた、その先へ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
絢 「よォ、A。」
貴 「..........」
＿＿＿＿＿＿＿来てしまった。
彼の領域に。
絢都の前に。
キセキ達の前に。
貴 (................来ちゃった、な。)
ここまで来たら、もう後戻りは出来ない。
ここまで来たら、戦わずしては帰れない。
ここまで来たら＿＿＿＿＿＿............
貴 (＿＿＿＿＿＿＿真実を明かすしか無い。)
真実を明かせば、
＿＿＿＿＿＿もう、さつきと関わる事は無いかもしれない。
＿＿＿＿＿＿もう、人間のAではいられないかもしれない。
私にとって、すぐには立ち直れない事ばかりだ。
けど、
貴 (................さつきを守るためだ。)
さつきを守るためなら、構わないだろう。
さつきを助けるためなら、私はどこまでも自分を犠牲にしよう。
さつきは、私の希望だ。
さつきは、私の光だ。
貴 「＿＿＿＿そんな光を、絶対に消させやしない。」
私は呟き、さつきの肩をそっと掴んだ。
＊
貴 「さつき。」
これが、私がさつきと交わす最後の言葉になると信じて。
貴 「青峰達を、助けてほしい？」
本当は、Noと言って欲しいこの問いに。
やっぱり真実というものは残酷なもので。
桃 「＿＿＿＿＿大ちゃん達を、助けてッ！！」
こんなに泣きそうな................
否、
泣いた顔で言われたら断れないじゃないか。
＿＿＿＿＿＿＿ならば、真実を知るその前に。
「............うん。分かった。
............でも、さつき。
ここから先は、私がどんな姿をしていようとも、目を逸らしてはいけないよ。
＿＿＿＿＿＿＿それが、真実なのだから。」
＿＿＿最後の台詞くらい、綺麗に決めさせて？
＊
私は、ぽかんとした表情のさつきに優しく微笑んだ。
そして、その綺麗な桃色の髪をそっと撫でる。
貴 「じゃあ、さつき。
＿＿＿＿＿＿＿＿今まで、ありがとう。」
最後にそう言って、私は絢都に向き直った。
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雪 - 続きが気になる...!更新待ってます(*´∀`*)あと、応援してます♪ (2014年12月27日 0時) (
レス) id: 29e8cf317e (このIDを非表示/違反報告)
こっくり - 数学めんどくさいですよねーw私も破壊的でした(´・ω・｀)あとロストワンの号哭ですよねww (2014年11月24日 11時) (レス) id: d9cdb37fc7 (このIDを非表示/違反報告)
あんな@黒兎(ｸﾛﾄ)(プロフ) - 星衣さん» はあ！？だれかいけめんだよ！ (2014年10月22日 20時) (レス) id: 8a07671cb3 (このIDを非表示/違反報告)
凛雨蜜柑(プロフ) - OK(`・∀・´)dじゃここでめっちゃ話すわwwww膝はサポーター&湿布を毎日wwそしてテスト数学と社会が40点代\(^p^)/ (2014年10月20日 17時) (レス) id: 2f426c000f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 私もテスト壊滅的ですよ？地理なんて絶対30点以下取りますから習ってるはずの英語も満点なんて取れそうにないし… (2014年10月20日 6時) (レス) id: 501caf2dfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星衣 | 作成日時：2014年7月24日 9時
