エレメントネクロマンサー〜転生せし９人の魔術師〜

第１０話 ページ12

東条サイド

東条「ネクロマンス・トランスレイト！」

そう叫ぶと、風が俺の身体を包み、風が消えると、黄緑の半袖魔導師服、白のベルト、黄緑のズボン、黄緑のラインが入った、白のショートブーツ、黄緑の風の刺繍がされている白のフィンガーレスグローブ、白のマントを着用していて、胸元には黄緑の風の刻印が刻まれている、白のエンブレムがついていた。

東条「変身…できた…！」

バニティ「何！？風の魔術師…だと…！」

ここは、２人で協力して、バニティを追い払わなきゃ！

東条「明世！動ける？」

明世「ええ！」

バニティ「ふん！やっつけてくれる！デッド・サイクロン！」

東条「穢れなき風よ、我が意志に従い、悪しき力を吹き飛ばせ…ホワール・ストリーム！」

穢れなき風が悪しき風を相殺する。

東条「今度はこっちからいくよ！穢れなき風よ、我が意志により、逆鱗と化せ！テンペスト・サイクロン！」

バニティ「ぐあっ！」

明世「ここはお膳立てしなきゃね！出でよ！アーティファクト・ソレイユロッド！」

明世は杖を出した。

明世「輝ける太陽の光よ、我が杖に宿りて、悪を照らす咆哮を放たん！ソレイユ・サンシャイン・ブラスター！！」

バニティ「がはっ！」

明世がお膳立てしてくれたんだ…

絶対に無駄にしないよ！

東条「前世では愛人を守りきることができなかった。だけど、転生し、再会することができた…今度こそ、愛人を…世界を…守ってみせる！」

すると、俺の目の前に黄緑の羽根の宝石がついた弓が出てきた。

夢でこれを見たことがある！

東条「俺の武器…疾風の弓・ゼピュロスアロー！」

明世「あれが、東条君のアーティファクト…」

セバン「さぁ、秀明お兄さん！バニティにとどめを！」

東条「うん！」

俺はゼピュロスアローを構えた。

東条「天舞う颯爽の風よ、嵐の矢となりて、悪を貫く一閃とならん！ゼピュロス・ストーム・スナイパー！！」

バニティ「うわぁぁぁっ！つっ！覚えていろ！」

バニティは去っていった。

そして、俺と明世は変身を解いた。

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