気づけなかった雷竜と気づいてしまった水竜 (ページ10)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:43,582 hit

１１０ページ10

ラク兄が一撃をくらわせた後、ジュラは一歩下がって体制を整えた

そしてラク兄の足場を上げる

確か土属性だ

ここ全体で魔法が使えることになる

ラ「雷竜方天戟!!!!」

ジュラ「崖錐(がいすい)！」

すごい爆発が起きた

こっちにまで爆風が…！

ラク兄はジュラの魔法に苦戦しているようだ

でもそれを利用して早く移動している

そしてジュラと殴り合いだ

ジュラは笑っていた。それは戦いが面白いからだろうか、

ラク兄はジュラと互角だ

聖十のジュラと互角ならラク兄は聖十に匹敵する強さっていうことになる

さすが、ラク兄！！

ジュラ「これは…たまげたわい

この数年でここまで滾った事は無かったのう」

ラク兄はちょっと疲れてる

それなのにジュラは今でも笑ってる。それほど余裕がある。ということ

本当に…

ラ「噂通りのバケモンだぜ。あんた」

バケモノ。それが似合う強さだ

ラ「こういう時なんて言うんだっけかな

ナツ。」

私はなんて言うのかわかった。だからとってもかっこよかった

ラ「燃えてきたぜ」

１人でうおおおおお！！！となっていたのは内緒だ、傍から見たら顔は輝いていただろうけど。心の中でテンションは上がりまくっていた

ジュラ「来い!!どちらかが果てるまで戦おうぞ!!!!」

＊

凄かった

ジュラもすごいけどラク兄は引かなかった

やっぱりラク兄は聖十に匹敵する強さだ

ラク兄もジュラもボロボロだ

その時、私はラク兄の滅竜奥義を初めて見た

とってもかっこよくて、強くて、私はラク兄を超えられる気がしなかった。ラク兄は私の永遠の憧れだ

ラ「滅竜奥義鳴御雷(ナルミカヅチ)!!!!」

ラク兄がジュラを倒した

ジュラ「まいった」

ジュラはそう言って倒れた

会場の声が聞こえるようだ

『ラク兄！！！』

思わずラク兄に抱きついてしまった

ラ「うぜぇ」

ラク兄はうざいと言ったけど本心じゃなさそうだ

だってその後、笑っていたから

その時の司会↓

「美しい兄弟愛ですねカボ」

ヤ「いいねぇ～」

「私今からAたんも応援します～！！」

ヤ「たん、て」

「さっきの笑顔は可愛かったカボ」

ヤ「そうだね～」

「この会場の皆さんもノックアウトされたようですね！」

▶︎いろんな意味で試合に勝っていた◝(・▿・)◜◀︎