検索窓
今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:43,593 hit

108〜知っていた ページ8

ジュラがこっちを向く


私はボロボロだ

ポイントを取ろうと思ったら、まず私を狙うだろう


戦闘馬鹿であれば、ラク兄と勝負すると思っていた


だけど、ジュラはそんなに馬鹿じゃない


私を見て少し笑った気がした

何が面白いんだろうか、そう思った時だ

ジュラが目の前にいた

見えなかった


本当に、くどいようだけど

聖十の称号を貰うだけあると本当に思った。







早すぎて逃げも隠れも出来なかった


だから防御だけでも…!と思った


攻撃される時ラク兄の私を呼ぶ声が聞こえた

負けたくない。


ラク兄の目の前で負けたくはないのに


この圧倒的な力の前で私は逆らえない

本当に情けないと思う


みっともないと思う



誰もこんなやつは見てくれないし、助けてくれもしない

昔から分かっていたことなのに。また思うなんて、馬鹿は私か

防御もなんの意味もないのかな

それなら、

[諦めても良いんじゃないの?]

彼女は私にそう言った


初めて、彼女と意見が合うと思った


_______


鈍い音が聞こえない

殴られた時、蹴られた時、なにかされた時


そういう時に頭に響く鈍い音。



それが聞こえない

恐る恐る目を開ける


目を開ける勇気すらないはずなのに

近くに大好きな匂いがあるから

目を開けれた



誰も助けてくれない、見てくれない、認めてくれない。

誰も彼も弱虫なんか見捨てていく


そう、思っていた


でもやっぱり



その考え方は


改めないといけないな




そう、思えるようになった









『ラク兄…!』

109→←107



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆき(プロフ) - 羽憐さん» あ、なるほど笑笑 (2017年11月26日 16時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - ゆきさん» いじった方が何倍も面白いw(自分的に)特にフリードw (2017年11月26日 16時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 羽憐さん» 雷神衆のイメージがラクサス好き!みたいだと思ったけどいじる方もいいかなと思って笑 (2017年11月26日 16時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 雷神衆の会話が楽しすぎる! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆき | 作成日時:2017年11月4日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。