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144〜最後の願い ページ44

『……っ!!!!』


ラク兄が魔性粒子を食べていた

滅竜魔導士の肺は少し特殊だ

でも、それでも、滅竜魔導士の肺でさえ

魔性粒子には敵わない



『ラク兄!!これを吸っちゃだめだよ!!

これは滅竜魔導士の肺でも無理だ!!』


ラク兄は最後、驚いたようででも魔性粒子のせいで倒れてしまった



フリードさんもフラフラだ


これは街まで広がる

いろんな人が死ぬだろう


ここまで広がってしまっては人の手でどうこうできる話じゃない


だから、

だから…


人外の力を使おう。







no-side


『最後の願い聞いてくれますか

コト様。』


コ「最後なんて分かるようになったんだな」


Aより少し高めの身長で

背中には裁ち鋏。頭には手を乗っけている

あれは誰の手だろうかと気にする暇はAにはない



『これだけの規模だ

コト様にも限度はある』


「可愛げなくなったなぁ…」とガクッと肩を落とす”コト様”と呼ばれた青年


コ「で、願いの内容は?」

青年は真剣な顔になった


『マグノリアの街の人を全員助けて

魔性粒子を消して』


コ「おいおい、願い事は基本一つだろ?」


青年は手をぷらぷらと振った


『じゃあ…』とAは口を開いた


いつものAとは思えない神妙な顔だ


『魔性粒子を消して。今すぐ』



コ「おーおー。お前もとうとう反抗期か

はぁーこれが最後か…


じゃあな」



Aは顔を伏せた

何か考えているようだ



『もう、傷つけるのは怖くないのか』


コ「…まだ怖いさ

なんだ?お前(・・)オレのこと心配してるのか」


Aは青年をキッと睨んだ


『そんな訳あるか

お前のせいで私の(・・)計画もこの子も狂った

成仏でも何でもしてくれ』


コ「飴と鞭かよ

まあいいや

じゃあな、その件はごめんって謝っただろ?」


青年は最後にいちゃもんを付けようとしたがAはすぐに返した


『許すわけがない』



その瞳には、いつもの光がない

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ゆき(プロフ) - 羽憐さん» あ、なるほど笑笑 (2017年11月26日 16時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - ゆきさん» いじった方が何倍も面白いw(自分的に)特にフリードw (2017年11月26日 16時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 羽憐さん» 雷神衆のイメージがラクサス好き!みたいだと思ったけどいじる方もいいかなと思って笑 (2017年11月26日 16時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 雷神衆の会話が楽しすぎる! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2017年11月4日 1時

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