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第十七夜 ページ18

拝借していた刀をその辺に放り、何時も通り美しい姿勢で挨拶をし始めた。

貴「新選組の皆はん、態々花街にそれもこんな夜に来て頂いて申し訳ありんせんが、お手伝い頂いてもよろしおすか…?」

彼等、新選組の幹部は急に現れた伊庭と、挨拶をした彼女に、目を白黒させていた。

一人で化物を片付けた彼女は、返り血を大量に浴び何とも不気味な美しさを醸し出していた。

伊「夕霧っ…」

貴「…」

言葉を発しようとした伊庭に小さく目配せをし、落ち着かせた。

「…こいつ等はお前が?」

化け物に無残にも殺された客だった者達へ視線を投げる。

貴「いえ、わっち以外は急に現れた化物に…」

「…」

彼女の言葉を聞いて、難しそうに眉をひそめる。

「伊庭君はさておき、この子を斬っちゃえばいじゃないですか。」

伊「沖田さんっ!!」

土「お前ら一旦落ち着け。…で、お前は何者だ。」

貴「あい、この店の遊女、夕霧と申しんす。」

言葉を紡ぎ終わり、ゆっくりと顔を上げる。
その瞬間、彼等の顔が警戒した物から驚きへと変わっていった。

土「おまっ、菖蒲か…?」

貴「お久しゅうどすなぁ歳さん。」

ふっと微笑んだ彼女を見ながら信じられないと言う様に瞳を揺らしていた。

沖田「本当に…菖蒲ちゃん…?」

貴「あい、ここでは夕霧と言う名どすが、確かに菖蒲どす。」

こうして、再会を果たしたのだ。

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設定タグ:薄桜鬼 , 沖田 , 伊庭   
作品ジャンル:恋愛
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牡丹一華(プロフ) - ありがとうございます!中々進みませんが、頑張って作って行きたいと思っているので、よろしくお願いします! (2018年5月30日 19時) (レス) id: 3334f9c658 (このIDを非表示/違反報告)
結葉 - すごい楽しいです!続き、頑張ってください! (2018年5月19日 22時) (レス) id: e0601b0ff2 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹一華(プロフ) - コメントありがとうございます!出来るだけ早く、作りたいと思っているのでこれからもよろしくお願いします! (2018年5月7日 0時) (レス) id: 3334f9c658 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆 - わー―!!続きが気になります!応援してます。頑張ってください! (2018年5月6日 23時) (レス) id: 8bff64fcc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:牡丹一華 | 作成日時:2018年4月30日 1時

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