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私をそっと座らせた後、
ふっと笑みを零して去っていった快斗。
「って言うか、目赤ぇぞ」
『あ』
新一に指摘されハッとする。
そりゃそうだ。
ついさっきまで号泣してたんだから。(真顔)
『寝起きだからかなぁ……あはは、はは…』
「…」
お願いだからそのジト目やめろ。
「ところでお前、本当にキッドと約束したのか？
アイスが何とかって…」
『あぁー……うん、したよ』
「じゃあ俺も着いてく
何が何でもとっ捕まえねーとな」
ギラギラした新一の目に何も言えず、
ただ苦笑いを浮かべる私。
さすがに快斗の家まで着いて来られちゃね…
「心配ご無用」
その時突然聞こえてきたのはキッドの声。
キョロキョロと辺りを見回すと、救急車の影から出てきたのはまだ救急隊員の変装を解いていないキッドだった。
って、さっき私が快斗に抱きついていた時に新一にバリバリ見られてた格好のまま…！！
「！？
お前……、
ふらついて抱きとめてもらったのって、嘘だろ。」
案の定新一にギロりと睨まれる。
やはり先程の救急隊員がキッドだってバレた。
『ごめん！！
キッドだとは知らなくて！』(大嘘)
「それも嘘だな。
目が赤いのは凡そ泣いてたんだろ？
その証拠に頬が濡れてるぜ
…あとヤツの胸元も、お前の涙でな
……へぇー、怪盗キッドだって分かってて抱きついて、更に涙まで見せちまったのか。
へぇー…」
『……;;;』
そっと目を逸らした私。
キッドは楽しそうに笑ってるし。
いや何とかしてくれよ。()
「……お前、
クイーンは放ったらかしにしておいていいのか？」
「……クイーン？」
「お前が別の女連れてたらきっと怒、」
『わーーーー！！！！』
新一が余計な事を言い出しそうになったので
咄嗟に遮ってやった。
快斗は知ってるんだから……私＝クイーンだって事。
『キッドに助けてもらったも同然だし、今回は見逃してあげようか新一！！！』
「突然慌ただしくなったなお前…」
新一の両肩を掴んで説得しようと試みるも、やはり新一はそう簡単に見逃してはくれないみたいで。
私は必死に快斗へアイコンタクトをとる。
“早く行け！” ……と口パクも添えて。((
「アイスはまた日を改めて、届けに行きますから……
彼女の家に♡」
「はぁ…！？
おいA、こいつお前の家知って…！」
『うわーーーーー！』
ー完ー
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缶コーヒー(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます！！！嬉しいお言葉……光栄ですﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡暖かいお言葉を励みに、更新頑張ります！！！！ヽ(；▽；)ノ (2020年7月12日 23時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 長々とごめんなさい (2020年7月12日 22時) (レス) id: bc8dc475f2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - このシリーズよく読ませていただいています。自信を持って更新してください。きっとこの作品を見ている人は多少更新が遅れても更新さえしてくださればずっと読んでくださるいい読者の方が多いと思いますから。 (2020年7月12日 22時) (レス) id: bc8dc475f2 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - 向日葵@sunflowerさん» コメントありがとうございます！！！応援して頂き光栄です……ヽ(；▽；)ノこれからも頑張りますね！！！！ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2020年6月27日 13時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー(プロフ) - ↑ここなっつ↓さん» ギュンギュン！！（笑）私もギュンギュン目指しますね！！？(謎) コメントありがとうございます！！！今後もご期待に添えるよう頑張りますっっっ！！！(o´艸`) (2020年6月27日 13時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：缶コーヒー | 作成日時：2020年6月27日 2時
