笑って ページ36
〈十四松side〉
Aちゃん、だいじょーぶかな。
すごく落ち込んでた。
母「あぁもうごめんね、お見送りもしないで…」
十四松「だいじょーぶでっす!!!」
母「元気でいいわね！ 私そういうの大好きよ！」
十四松「ありがとーございます!!! あ、えっと、しつれーします!!!」
いつもの顔で頭を下げた。
いつも通りだよね、僕。
小さくわっせ、わっせと言いながら歩いていると上から声がした。
A「十四松くん！ あの」
十四松「あい！」
A「お願い、言わないで、引っ越しのこと」
Aちゃんがあんまり悲しそうな顔で言うもんだから、僕も悲しくなってきちゃった。
笑って。
俯かないで…Aちゃんの可愛いお顔に影ができちゃう。よく見えないよ。
笑ってほしくて、時々変な動きを挟みながら、分かったという意思を伝えた。
笑顔にはなったけど、心からって感じじゃなかった。
Aちゃんの笑顔、見たいのにな。
ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ手を振って別れを告げる。
Aちゃんは小さく手を振った。
笑ってほしいだけなのに、たったそれだけのことなのに、できない。
僕にはなにもできないの？
ううん。
できないことはないよね。
僕は一人じゃ、ないもんね。
Aちゃんを笑顔にする。
みんなとならできるよ。
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水 - お願い更新してー (2017年6月22日 18時) (
レス) id: f2ccda5e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルー - 更新はやくしてぇぇぇ (2017年4月24日 18時) (レス) id: 8e7a2ac778 (このIDを非表示/違反報告)
日夜凛 - 一松可愛い！S要素含んでる！ (2016年3月6日 7時) (レス) id: 4d7f2fcc1f (このIDを非表示/違反報告)
黒咲(プロフ) - れいさん» 今は何松ガールなんですかぁぁぁ！ (2016年1月22日 21時) (レス) id: f88c90de0d (このIDを非表示/違反報告)
れい - どうしよう。一松ガールになりかけているううう(( (2016年1月22日 20時) (レス) id: 405b985d2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒咲 | 作成日時：2015年12月13日 0時
